人間の顔が……気がつくと“猿”に!? 「猿の惑星」驚がく“猿化”映像公開
2017年10月10日 18:00

[映画.com ニュース] 1968年公開の名作「猿の惑星」につながる物語を描く世界的ヒットシリーズの最終章「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」の特別映像が、公開された。「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのゴラム役で知られ、本シリーズでは主人公のチンパンジー、シーザーを長らく演じてきたアンディ・サーキスの顔がシーザーへと変化していくさまが収められている。
「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」「猿の惑星:新世紀(ライジング)」に続く3部作の完結編。シリーズ第1作「猿の惑星」につながる、猿と人類の最後の戦いが描かれる。ベン・アフレック主演の「バットマン」の単独映画も決まっているマット・リーブス監督が手がけ、「グランド・イリュージョン」シリーズのウッディ・ハレルソンが、シーザーの家族を無残に殺し、猿たちを徹底的に追いつめる狂気の大佐に扮する。
映像では、シーザーが胸に宿る思いを吐露し、「私は願っている。この聖なる戦いから、より良い世界が生まれることを。多くの血を流す先にあるものが、信頼と理解に基づいた世界であることを。そして実現してほしい。自由と、寛容と、正義を」と語りかけるシーンの舞台裏が描かれる。約50秒の映像の中で、サーキスの顔が次第にシーザーへと変化。WETAデジタル社の技術に驚かされると共に、サーキスの入魂の演技が強い印象を残す内容となっている。
「ジャングル・ブック」でアカデミー賞視覚効果賞に輝き、先日来日を果たしたWETAデジタル社のダン・レモンは「キャストの数が増えたため、スクリーンで見ているものを本物として受け入れてもらえるように、顔の表情でやれることを拡大しなければならなかった。そのためには技術だけでなく、技巧も改善する必要があったんだ」と明言。そして、「我々と本作が評価されたのはアンディ・サーキスのおかげだ。アカデミー賞の審査員にも、この映画を見て、彼の演技がどれだけ作品に影響を与えているのかを評価して、最適な人が選ばれることを願っているよ」と何よりもサーキスの表現力を絶賛している。
リーブス監督も「アンディは世界一のパフォーマンス・キャプチャー俳優と称されているが、こんなばかげた話はない。アンディは俳優として優れている。技術に取って代わられるのを恐れる俳優は多いが、パフォーマンス・キャプチャーは実際演技ありきなので、俳優が活躍できる場なんだ。アンディは常に私を驚かせる。1人の観客となって彼の演技に見入ってしまうんだ」と厚い信頼を寄せている。
「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」は、10月13日から全国公開。
(C)2017 Twentieth Century Fox Film Corporation
PR
©2025 Disney and its related entities
関連ニュース
【東京コミコン2025】「ロード・オブ・ザ・リング」イライジャ・ウッド&ショーン・アスティン、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」クリストファー・ロイドらが撮影時に思い馳せる
2025年12月7日 14:17
映画.com注目特集をチェック
星と月は天の穴
【今年最後に観るべき邦画】なじみの娼婦、偶然出会った女子大生との情事。乾いた日常に強烈な一滴を。
提供:ハピネットファントム・スタジオ
Pontaパス
【「ズートピア2」「アバターF&A」などを“500円”で観られる!】絶対に読んでから映画館へ!
提供:KDDI
楓
【今年最大級に切なく、涙が流れた】双子の弟が亡くなった。僕は、弟の恋人のために“弟のフリ”をした
提供:アスミック・エース
ズートピア2
【最速レビュー】「最高の続編」「2025年頑張ったご褒美みたいな映画」「メロすぎる」「全員みて」
提供:ディズニー
SNSで大炎上中
【非難殺到】「絶対に許すな」「町ごと滅べ」 些細な口論が…まさか 異常事態を総力取材
提供:ハピネットファントム・スタジオ