リブート版「ヘルボーイ」に韓国系アメリカ人のダニエル・デイ・キムが出演交渉
2017年9月30日 08:00

[映画.com ニュース] リブート版「ヘルボーイ」から降板したエド・スクレイン(「デッドプール」「トランスポーター イグニッション」)の後任として、「HAWAII FIVE-0」のダニエル・デイ・キムが出演交渉を行っていると、ハリウッド・レポーター紙が報じた。
同作は、ライオンズゲートとミレニアム・フィルムズが、ギレルモ・デル・トロ監督、ロン・パールマン主演のSFアクション「ヘルボーイ」をR指定映画としてリブートする注目作。心優しき異形のヒーロー・ヘルボーイ役にデビッド・ハーバー(「ストレンジャー・シングス 未知の世界」)、ヘルボーイの養父ブルーム教授役をイアン・マクシェーン(「ジョン・ウィック」シリーズ)、悪役ブラッド・クイーン役にはミラ・ジョボビッチ(「バイオ・ハザード」シリーズ)が決まっている。
スクラインは、ヘルボーイと同じく超常現象調査防衛局(B.P.R.D.)に所属する手荒な元軍人ベン・デミオ役を演じると発表されていたが、原作で日系アメリカ人という設定のキャラクターをイギリスの白人俳優が演じることにクレームが殺到。「ドクター・ストレンジ」や「ゴースト・イン・ザ・シェル」など、最近のハリウッドではアジア人の役柄を白人俳優が演じる、いわゆる「ホワイトウォッシング」が物議を醸していることから、ベン・デミオ役のキャスティングも大きな批判を浴びることになった。スクラインは、「原作ではアジア系であることを知らずに、この役を引き受けました」と声明で釈明し、自ら降板を表明していた。
そしてこのほど、「LOST」や「HAWAII FIVE-0」などで知られる韓国系アメリカ人のダニエル・デイ・キムが、ベン・デミオ役の交渉を行っていることが明らかになった。「HAWAII FIVE-0」のチン・ホー・ケリー役を7シーズンにわたって演じてきたキムは、契約更改交渉で共演者の白人俳優アレックス・オローリン、スコット・カーンと同等のギャラが提示されなかったとして、同番組を降板したばかり。ハリウッドにおける人種間の賃金格差を問題提起した本人が、ホワイトウォッシング問題で注目を集めた役柄に起用されることになれば、人種問題の改善につながることになりそうだ。
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