J・チャステインが300人のユダヤ人を救った動物園経営者に 予告&ポスター公開
2017年8月25日 09:00
[映画.com ニュース] 「ゼロ・ダーク・サーティ」「ヘルプ 心がつなぐストーリー」「インターステラー」などで知られる実力派ジェシカ・チャステインが主演し、第2次世界大戦時の実話を映画化した「ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命」の予告編とポスターが、公開された。
第2次世界大戦中のポーランド・ワルシャワで、当時迫害を受けていたユダヤ人を動物園の檻(おり)にかくまい、300人もの命を救うという偉業を成し遂げたある夫婦の物語。作家ダイアン・アッカーマン氏のノンフィクション「ユダヤ人を救った動物園 ヤンとアントニーナの物語」を基に、「クジラの島の少女」のニキ・カーロ監督がメガホンをとった。チャステインが人も動物も守る慈悲深いアントニーナ、「オーバー・ザ・ブルースカイ」のヨハン・ヘルデンベルグがその夫ヤンに扮し、「ジェーン・ドウの解剖」のマイケル・マケルハットン、「グッバイ、レーニン!」「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」のダニエル・ブリュールらが共演している。
予告編では、ヤンと共に動物園を経営するアントニーナが「見殺しにはできない」と夫婦共々危険を冒し、命がけで大量のユダヤ人たちをかくまうさまがドラマティックに描かれる。ナチス・ドイツ軍が毎朝のように動物園にやってくる状況下でのスリリングな戦いや、「撃たないで!」と人だけでなく、動物たちをも守るために奔走するアントニーナの深い愛が印象を残す内容だ。
ポスターでは、ホワイトタイガーをいとおしそうに抱くアントニーナの姿が大きく描かれ、下部には動物園の地下室で隠れるユダヤ人のともしびとなり、希望を与えている姿が描かれている。
「ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命」は、12月から全国公開。