オーバー・ザ・ブルースカイ

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オーバー・ザ・ブルースカイ

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解説

カウボーイに憧れるミュージシャンの男とタトゥデザイナーの女という、趣味も性格も異なる2人の激しい愛と生きざまを、エモーショナルなブルーグラスの音楽にのせて描いた物語。タトゥのデザイナーで、自らの身体にも多数のタトゥを彫り込んでいる信仰心あついエリーゼと、ブルーグラスバンドでバンジョーを弾きながら、自由の国アメリカに理想を抱くアナーキストのディディエ。2人は恋に落ち、天性の歌の才能を発揮したエリーゼは、ディディエのバンドで歌うようになる。音楽を通して2人の絆はさらに深まり、やがて子どもを授かる。幸せな日々が続くかに思われたが、愛娘のメイベルが重い病気にかかったことから、生活が一変し……。2013年・第63回ベルリン国際映画祭パノラマ部門やトライベッカ映画祭などで高い評価を獲得。第86回アカデミー外国語映画賞にもノミネートされた。

2012年製作/111分/ベルギー・オランダ合作
原題:The Broken Circle Breakdown
配給:エスパース・サロウ

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第86回 アカデミー賞(2014年)

ノミネート

外国語映画賞  
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(C)2012 Menuet/Topkapi Films

映画レビュー

4.0夫婦って、名犬ジョリーの主題歌「ふたりで半分こ」みたいに分け合えないんですね。

2015年8月5日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

全身タトゥーのエリーズ(ヴェルル・バーテンス)と、カントリー歌手でバンジョーを演奏するディディエ(ヨハン・ヘルデンベルグ)全く似てない二人が出会って、結婚、娘が生まれる。

しかしその娘は(恐らく)白血病で早くに亡くなるる。
抗がん剤の治療は、髪が抜けて、むくんで、面影がないくらいに変わりますよね。
夫婦のその悲しみは、名犬ジョリーの主題歌「ふたりで半分こ」みたいにならない。

夫婦はそれぞれの悲しみに押し潰され、自分の悲しの方が相手より勝ると証明、つまり相手を責め続ける。

ディディエは神を憎み、世の中を憎み、その怒りは、神に救いを求めるエリーズに向けられる。

出会った頃の幸せな二人、幸せな家族3人、病気で苦しむ幼い娘、口論しあう夫婦などが、カントリーミュージックが流れる中、交互に切り替わる構成。

こんなふうに、自分の悲しみだけでいっぱいいっぱいになれる人はいいな。

こうして、自暴自棄になれる人はいいな。
私はどんな時でも、自分の悲しみは脇に置かなくちゃいけなかった。どんな時でも、家族に責任があった。

エリーゼの「愛する者を持つべきではなかった。愛する者を持ったから、それを奪われてこんなに苦しい」って気持ちがよく分かる。

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さぽしゃ(まこさぽチャンネル)

3.5悲しみが癒えない。

ハチコさん
2014年10月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

生きていれば苦楽はあるが、それを分かち合う存在がいることの
感動は計り知れない。だがしかし夫婦は他人であることを細かな
価値観の相違や感情のもつれから実感することも実際は数多い。
上手くいくと思われたことが崩れ、まさかの不幸に見舞われた時、
それを乗り越える力は誰がどこから与えてくれるのだろうかと縋り
つきたくなる内容。作中のブルーグラス・ミュージックが、明るくも
切なくも色合を変え、二人の歳月を物語る。倫理や信仰の違いが
運命を左右し、悲しみを癒す時間が齎されないのが悔やまれる。

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ハチコ

3.0リアリストを気取った大人になれない男の情けない話

2014年10月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

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GreenPentatonic

4.5どんなときも、音楽はそこにある

cmaさん
2014年7月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

幸せ

お目当ての映画のあとに上映されていた本作。なんだろう?と思った瞬間、ひらめきがあった。忘れた頃にごくたまにやってくる、こんな素敵な出会い。だから、映画はやめられない。
冒頭いきなり燃え上がる、全身タトゥーのヒロインと、ヒゲもじゃ男の恋模様。…と、場面は小児病棟へと一変し、彼らは難病を抱えた子の親となっている。少女はとても愛らしく、はかない。ああ、そうか、これは子どもの闘病の話なのか。…と、涙を誘うシーンもなく、彼女はあっけなく死んでしまう。当然、彼らに亀裂が生じる。ならば、これは子の死を乗り越える男女の再生の物語か。…と、そんな予想もあっさりと裏切られ、物語は決定的な破局を迎える。
文字すると、つくづく救いがない。けれども本作には、不可思議な幸福感が、空気のように漂っている。壊れていく彼らの過程に、希望に満ちあふれたかつての彼らのパーツが織り込まれる。対局であるはずの過去と現在が、なぜかごく自然に絡み合い、ふくよかな物語を紡ぎ出すのだ。
それにはやはり、音楽の力が強い。ブルーグラスバンドを率いる男は、カントリーミュージックをこよなく愛し、誰しもが夢を実現できる国、アメリカに憧れを持つ。彼と出会った彼女も、彼らとともに演奏し、美しい歌声を披露するようになる。どんなときも、音楽はそこにある。救うわけでも、彩るわけでもない。だだそこに確実にあり、響き合い、すべてのものに染み入っていくのだ。
また、ヒロインのタトゥーも、鮮烈な印象を残す。相応に歳を重ねていけば、人は相応に無難に振る舞い、その場を取り繕う技を身につける。しかし、全身のタトゥーはごまかせない。いや、彼女はタトゥーを隠さないし、誇示もしない。タトゥーはかつての自分の証であり、過去の積み重ねの上に自分がいる、と人一倍知っている。後悔なんて、しない。全てを受け入れ前に進んでいこうとする姿勢に、力強さを感じながらも、胸が締め付けられた。
そんな彼女の死に際しても、音楽は奏でられる。しかし、歌声はもうそこにない。歌い手を失ったメロディは、ひときわ美しく、やさしく、力強い。
男が夢見たアメリカという国は、娘を病魔から救おうとはしなかった。しかし、そこで産まれた音楽は、彼をどこまでも支えていく。それは皮肉か、必然か。国は崩れ去っても、音楽は、文化は、そこかしこに根を下ろしていくのだ。
ここに、音楽映画の新たな傑作が誕生した。…そして、タトゥー(刺青)映画(そんなジャンルがあるかはさておき。)としても。彼女が最後に彫ったタトゥーは、「ラブソング」でエリック•ツァン演じるヤクザがマギー•チャンのために彫った入れ墨に匹敵する、と断言したい。

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cma
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