名作ミュージカル「メリー・ポピンズ」、ついに日本へ舞い降りる!
2017年8月23日 12:30
[映画.com ニュース] ディズニー映画の大人気作を舞台ミュージカル化し、ウエストエンドやブロードウェイをはじめ世界各国で大ヒットを博した「メリー・ポピンズ」が、2018年3月から日本で上演されることが決まった。
映画「メリー・ポピンズ」はパメラ・トラバースの小説をもとに、1964年、ウォルト・ディズニー自らがジュリー・アンドリュース主演で製作した。傘をさして天から舞い降りてきた不思議な家庭教師と銀行家一家の交流を、シャーマン兄弟の名曲に乗せて綴るミュージカル。これをディズニーと、「レ・ミゼラブル」や「オペラ座の怪人」などを手がけた名プロデューサー、キャメロン・マッキントッシュとのタッグで舞台化し、ロンドンのウエストエンドで初演の幕を開けたのが2004年。日本上陸までに長い年月を要したが、18年は映画版の50年ぶりとなる続編「Mary Poppins Returns」が全米公開されるとあって、絶好のタイミングとなった。
今回の日本版キャストは、ロンドンのクリエイティブスタッフが約3年かけて行ったオーディションを勝ち抜いてきた、実力派の精鋭たちだ。メリー・ポピンズ役は、これまで「美女と野獣」「ライオンキング」「アイーダ」とディズニー3作品で主演経験を持つ濱田めぐみと、シンガーソングライターとして抜群の歌唱力を誇り、「ビューティフル」などでミュージカル女優としても躍進めざましい平原綾香のダブルキャスト。煙突掃除夫バート役には「ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~」に出演する名ダンサー、大貫勇輔と、「デスノート THE MUSICAL」などで知られる日本ミュージカル界のスター、柿澤勇人があたる。
「オーディション開始から合格までの道のりが、今まで受けてきた作品の中でいちばん長く、大変でした」という濱田は、「この作品がご覧になる皆様にとって、関わる皆様にとって、大切な大切な出会いとなりますよう、誠心誠意、全力で務めさせていただきます」と意欲あふれるのコメントを発表。また、「サウンド・オブ・ミュージック」の日本語吹き替え版でアンドリュースが演じたマリア役を務めたことのある平原は、「まさか傘で空を飛べる日が来るとは。ジュリー・アンドリュースさんと、家庭教師役ともご縁があるようです」と喜びを表明。「映画版の、聡明なイメージが強かったのですが、ミュージカル版は、聡明さに“笑い”の要素も加わるので、すごく面白いミュージカルになりそうです!」と期待をにじませた。
ミュージカル「メリー・ポピンズ」は2018年3月から渋谷・東急シアターオーブで、5月から大阪・梅田芸術劇場メインホールで上演される。
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