シーザーを見舞う悲劇、人間に現れた“退化”の兆候「猿の惑星:聖戦記」新予告編
2017年8月4日 12:00

[映画.com ニュース] 大ヒットSFシリーズ最新作「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」の新たな予告編が、このほどお披露目された。主人公の猿・シーザーを見舞う思わぬ悲劇、そして人間に予期せぬ退化の兆候が現れるさまをとらえている。
「猿の惑星:新世紀(ライジング)」(2014)のその後を描く本作では、知性を獲得した猿たちと人間との生き残りをかけた戦いが激しさを増すなかで、猿たちのリーダーで慈悲深いシーザーに葛藤が生まれる。全米では「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」「猿の惑星:新世紀(ライジング)」に続いて、3作連続初登場1位を獲得。米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では、93%(7月30日時点)の高評価をたたき出し、「これだけのスケールのメジャー映画で本作以上に優れた作品はない」(Deadline)、「すべての猿たちがあまりにリアルなので、観客は彼らが猿であることをすぐに忘れてしまうだろう」(USA TODAY)と絶賛評が相次いでいる。
公開された予告編では、森の奥深くに秘密の砦を築いたシーザーが、冷酷非情なJ・ウェズリー・マッカロー大佐(ウッディ・ハレルソン)の奇襲によって妻子を殺され、失意のどん底に突き落とされてしまう光景を活写。住む場所、愛する家族や仲間を奪われたシーザーが復讐の念に囚われ、敵対する人類との戦いに臨むさまを描く。また、動物園出身の猿バッド・エイプが「人間は病気になった」「賢くなった猿は殺された。だから僕は逃げてきた」とシーザーたちに告げる場面も収めている。
シリーズを通して製作を務めたピーター・チャーニンは、圧倒的なスケールで描かれる猿と人類の戦いを“聖なる戦い”と言い表し「ウディ(・ハレルソン)が演じる大佐を見ると彼は悪役ではなく、人間を救うために“聖戦”を戦っていると信じた男のように見える。大佐はシーザーを称賛し、深く尊敬している。なぜならシーザーと同じく、彼も自分の魂の闇をみているからだ」と分析している。
一方、シーザーを演じたアンディ・サーキスは「シーザーと大佐は激しく衝突する別の種のリーダーであるとはいえ、互いを理解している。両者の間には奇妙な尊敬の気持ちがある」とチャーニンの意見を補足。メガホンをとったマット・リーブス監督は「本作のスケールはシリーズのどの映画よりも大きいが、一方で中心となる核はそのまま維持している。つまりシーザーと猿たちに関係する感動のストーリーということだ」とコメントを寄せている。
「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」は、10月13日から全国順次公開。
(C)2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

PR
©2025 Disney and its related entities
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

片思い世界
【“鑑賞確定”の超期待作】広瀬すず×杉咲花×清原果耶主演×「はな恋」製作陣…そして涙腺崩壊へ
提供:リトルモア

ミッキー17
【前代未聞のオール社畜レビュー】史上最凶のブラック仕事を描いた痛快作…社畜が観たらどうなった!?
提供:ワーナー・ブラザース映画

侍タイムスリッパー
【ついに見放題“最速”配信中!!!】観たかった人も、何度も観た人も今すぐ観て!【ネタバレ厳禁】
提供:JCOM株式会社

この村の住人は、人間を喰ってる――
【衝撃の問題作】異常なクオリティで世界が熱狂…“絶対的支持”の理由を徹底解説!
提供:ディズニー

観ないとぜっったい後悔する
【ラスト5分の破壊力】そして“観たことないシーン”のゲリラ豪雨に、感動を超えてもはや放心状態――
提供:東和ピクチャーズ

映画を安く観たい人、絶対にチェックして!
【映画2000円は高すぎる!!?】知らないと損な“1250円も安く観る裏ワザ”、ここに置いときます
提供:KDDI

厳選した名作“だけ”をあなたに。
【探す時間、ゼロ】家のテレビが「あなただけの24時間シアター」に!(提供:BS10 スターチャンネル)