藤竜也×ルー・ユウライ、中国人不法滞在者の苦悩を描く日中合作映画出演
2017年8月2日 16:15

[映画.com ニュース] 日本を代表する名優・藤竜也と、ベルリン国際映画祭銀熊賞に輝いた「孔雀 我が家の風景」で知られる中国人俳優ルー・ユウライの共演で、日中合作映画「CHENG LIANG」が製作されることが決定した。
映画は、第42回トロント国際映画祭短編部門に出品される近浦啓監督作「SIGNATURE」のその後を描いた近浦監督の長編デビュー作。母と祖母の期待を背負い、希望を抱いて日本企業に技能実習生としてやってきた中国人青年チェン・リャンは、低賃金で過酷な就労現場に絶望し、失踪する。祖国に借金があり日本で不法滞在者となったチェンは、他人になりすまして山形の小さな蕎麦屋で働き始める。そこで蕎麦職人の弘と出会い、人生に一筋の光を見出していく。
チェン役をルー、弘役を藤が演じるほか、その娘役を演劇界で活躍する女優・松本紀保が演じる。さらに、撮影監督を「永い言い訳」(西川美和監督)、「海よりもまだ深く」(是枝裕和監督)の山崎裕、美術監督を2016年に紫綬褒章を受章し、「リップヴァンウィンクルの花嫁」(岩井俊二監督)、「あん」(河瀬直美監督)を手掛けた部谷京子が務める。
ルーは、藤の出演作が「大学時代に映画を学ぶための『教科書』でした」と明かし、「常に藤さんの演技に感銘を受けてきましたので、共演できることは本当に夢のようなことだと感じています」と喜びを語る。一方の藤は、前日譚となる「SIGNATURE(シグネチャー)」を「パワフルで存在感のある作品」といい、「ルー・ユウライさんの切ない風情に胸を打たれました」と賛辞を贈っている。
「CHENG LIANG」は、8月中旬に山形県の大石田町でクランクインし、東京近郊、中国河南省で撮影後、9月末にクランクアップ予定。2018年秋に全国公開を予定している。
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