ビゴ・モーテンセン、1960年代が舞台のロードームービーに主演
2017年6月10日 12:00

[映画.com ニュース] 米俳優ビゴ・モーテンセンが、ピーター・ファレリー監督の新作「グリーン・ブック(原題)」への出演を検討していると、米バラエティが報じた。
1962年を舞台に、ニューヨークのナイトクラブで用心棒をしていた主人公が、職を失い、天才ピアニストの運転手としてアメリカ南部のツアーをともにするロードムービー。ファレリー監督が、ニック・バレロンガ、ブライアン・カリーと共同でオリジナルストーリーを執筆した。ファレリー監督といえば、弟のボビー・ファレリーと共同で「ジム・キャリーはMr.ダマー」や「メリーに首ったけ」、「愛しのローズマリー」といったコメディ映画でメガホンをとってきたが、今回は人種問題をはらんだ友情物語のようだ。
主演をオファーされているモーテンセンは、「ロード・オブ・ザ・リング」3部作のアラルゴン役でブレイクした後、デビッド・クローネンバーグ監督の「ヒストリー・オブ・バイオレンス」や「イースタン・プロミス」、ジョン・ヒルコート監督の「ザ・ロード」など個性派監督の野心作に出演。マット・ロス監督の「はじまりへの旅」では、「イースタン・プロミス」以来と2度目のアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。まだ出演契約は完了していないが、ファレリー監督は今秋のクランクインを目指しているという。
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