【国内映画ランキング】「名探偵コナン」が歴代最高V、「クレヨンしんちゃん」2位、アニメ作品が上位を独占
2017年4月17日 19:03
[映画.com ニュース] 4月15~16日の国内映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社提供)が発表された。ゴールデンウィークを前に4月の人気定番アニメなどが公開され、そのシリーズ最新作「名探偵コナン」と「クレヨンしんちゃん」が昨年同様に1位、2位を獲得した。劇場版21作目の「名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)」は、全国368スクリーンで公開され、オープニング2日間で動員98万7568人、興収12億8692万8000円を記録。これは昨年20周年作品としてシリーズ歴代最高の興収63.3億円をあげた前作「名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)」の興収比106.4%の成績。幅広い層が劇場につめかけ、前作超えのシリーズ歴代最高の大ヒットスタートを切った。
劇場版25周年作品となる「映画クレヨンしんちゃん 襲来!!宇宙人シリリ」は、全国349スクリーンで公開され、オープニング2日間で動員27万9000人、興収3億3000万円を記録。この成績は、最終興収21.1億円をあげた前作「映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃」の興収比82.4%となっている。公開初日にシリーズ累計動員3000万人を突破し、ファミリー層を中心に動員して、こちらも20億円が狙える好調な出足となった。
新作では他に、漫画アプリ「comico」で連載され、テレビアニメなどでも人気を博した夜宵草の人気マンガを実写映画化した「ReLIFE リライフ」が8位に初登場。9位には、チャン・イーモウ監督がマット・デイモンを主演に迎えた中国・アメリカ合作のアクション大作「グレートウォール」がランクインしている。
なお、4週連続首位だった「SING シング」は3位に、「モアナと伝説の海」は4位に後退したが好調に推移。「映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険」は、公開44日間で累計興収が41.4億円を突破し、昨年に引き続き、新シリーズ最高の興収を突破・更新した。上位をアニメ作品が占め、引き続きGWもアニメ作品が興行を牽引しそうだ。