冨手麻妙×園子温「アンチポルノ」メイキング映像を独占入手!ネット配信もスタート
2017年2月17日 21:00
[映画.com ニュース] 「日本映画史上、最もセンセーショナルなレーベル」と評された「日活ロマンポルノ」を、行定勲、塩田明彦、白石和彌、園子温、中田秀夫という5人の実力派監督で復活させた「日活ロマンポルノ・リブート・プロジェクト」の第4弾、園監督作「アンチポルノ」のメイキング映像を、映画.comが独占入手した。
「アンチポルノ」は、小説家兼アーティストとして一世を風びする京子とマネージャー典子の過激な関係性を極彩色で描く、園子温ワールド全開のラディカルでアナーキーな作品。「リアル鬼ごっこ」「映画 みんな!エスパーだよ!」などに出演し、園監督の秘蔵っ子と言われる冨手麻妙が、単独初主演でヌードに挑戦。また、第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞を受賞した「淵に立つ」の筒井真理子もヌードを披露し、感情をむき出しにした激しい女同士のぶつかり合いを冨手とみせる。
「園監督への大きな愛情を全部爆発させることが出来た作品」と冨手は胸を張る。園監督は「久しぶりに自分を出し切った映画」と話しているが、「もうずっと高揚しすぎて、彼女をいじめてしまいました」と振り返っているように、冨手は絵の具まみれになり、首輪をつけられて引きずられ、ケーキに頭から突っ込むなど体当たりの演技を披露している。
約3分半のメイキング映像には、極彩色の部屋のシーンで、園監督が気合いの「スタート!」をかけ、念入りに演出する様子やリハーサル風景、下着姿の冨手のセクシーなシーンが映し出されており、園子温ワールドの裏側が垣間見られる貴重な映像となっている。
なお、第1弾の行定監督「ジムノペディに乱れる」、第2弾の塩田監督「風に濡れた女」、第3弾の白石監督「牝猫たち」に続き、「アンチポルノ」の本編も動画配信サービスbonoboで独占配信がスタート。新作映画がメイン劇場での上映直後にネット配信で視聴できる新たな試みで、話題となっている。