パク・チャヌク監督最新作「お嬢さん」、エロと暴力の詰まった予告編&ポスター公開
2016年12月8日 08:00

[映画.com ニュース] 「オールド・ボーイ(2003)」や「イノセント・ガーデン」を手がけたパク・チャヌク監督が、英ミステリー作家サラ・ウォーターズ氏の「荊の城」を映画化した「お嬢さん」の予告編とポスターが、公開された。
1939年、日本統治下の朝鮮半島。スラム街で詐欺グループに育てられた孤児の少女スッキ(キム・テリ)は、“伯爵”と呼ばれる詐欺師(ハ・ジョンウ)にスカウトされ、ある豪邸で暮らす令嬢・秀子(キム・ミニ)から財産をだまし取るべく、メイドとして働き始める。韓国本土では成人映画(R19指定)のオープニング記録を更新したほか、第42回ロサンゼルス映画批評家協会賞では外国語映画賞に輝いた。
パク監督といえば苛烈な暴力描写や激しいラブシーンで知られているが、予告編でもその片鱗が垣間見られる。女性同士が絡み合う姿や伯爵が痛みに顔をゆがめるさま、血しぶきが床に飛ぶ様子など、美しくも見る者の緊張感を高めるシーンが連続。また、「当時、韓国のインテリたちは日本の帝国主義的支配が永久に続くと思っていた。日本文化を信奉し、でき愛し浸っていた」とパク監督が語るとおり、登場人物たちが流ちょうな日本語で「わしに何を下さるか」「望むものなら何なりと」と対話するシーンや、春画も一瞬登場する。本作は三重県でも撮影が行われており、日本の観客にどのように受け入れられるか、注目を集めている。
ポスターでは、し烈なだまし合いを象徴するように、男性陣が女性陣の肩や頭をつかんでいる。そんななか、スッキと秀子が手を固く握りしめている姿が、2人の間に芽生える絆を表している。
「お嬢さん」は、2017年3月に全国公開。R18+(18歳未満入場不可)指定。
(C)2016 CJ E&M CORPORATION, MOHO FILM, YONG FILM ALL RIGHTS RESERVED
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト”の絶賛!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)