「ダース・ベイダーの演出は夢のよう」 ギャレス・エドワーズ監督が興奮の撮影振り返る
2016年12月7日 13:00

[映画.com ニュース] 来日中のフェリシティ・ジョーンズ、ディエゴ・ルナ、ギャレス・エドワーズ監督が12月7日、都内で行われた映画「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」の会見に出席。大ファンである「スター・ウォーズ」シリーズのメガホンをとったエドワーズ監督が、撮影当時を興奮気味に語った。
「エピソード3 シスの復讐」と「エピソード4 新たなる希望」をつなぐ、これまで語られることのなかった物語を映画化。主人公ジン・アーソ率いる極秘チーム“ローグ・ワン”が、帝国軍からデス・スターの設計図を奪う決死のミッションに挑む。
今作にはダース・ベイダーが登場することから、エドワーズ監督は「ダース・ベイダーを演出するのは夢のようでした」とうっとり。続けて「撮影現場ではベイダーの姿を見ると、40代のスタッフみんなが5歳児になり、口をあんぐり開けているんです。俳優がベイダーの衣装を着ていると『フォースで殺されるかも』と思い、怖くてダメ出しできなかった」と愉快げに明かした。その他の過去作キャラについては、「ベイダー以外も出てくることを保証しますが、詳しくは言えません」と明言を避けた。
さらに「過去作キャストからアドバイスはあったか」と問われ、ジョーンズが「マーク・ハミルには会いました。終盤に向かうシーンで……。あっ、シーンのことは言っちゃいけないわね。マークが現場に来てくれたのよ」と回答。エドワーズ監督は「現場でフェリシティと話していたら、目の片隅にルーク・スカイウォーカー(ハミル)が見えたんです。マークに近づくと、僕の前作『GODZILLA』のTシャツを着ていた。子どものころからの、僕のヒーローが……。現実感がなかったね」と感激し、ルナは「マークと握手し『人生が変わる準備は出来ているか』と言われました。ルークと握手している時点で、僕の人生は変わってしまったけど」とおどけてみせた。
また、エドワーズ監督は黒澤明監督作からの影響に言及した。「ご存知の通り、シリーズは黒澤監督から影響を受けています。今作でも『七人の侍』の影響があり、オープニングはほうふつさせるように作りました。盗むならベストから盗め、と思っていて、黒澤監督作がベストです」。一方で、アウトローなヒロイン、ジン役のジョーンズは「ジンは帝国軍への憎悪が原動力。それを意識して演じました。物語冒頭ではアウトサイダーだった彼女が、善の心を持つ人々と出会い、ともに戦っていきます」と役どころを説明した。
そして壇上では、この日のために製作された、ローグ・ワンと帝国軍を描いた“ふすま絵”がアンベール。その出来栄えに、一同は「撮影中に欲しかった! そうすればこのショットも撮れたのに」(エドワーズ監督)、「続編がつくられるならば、ぜひ日本で撮りたいですね。そうすればこの美しい桜も見られますから」(ジョーンズ)と上機嫌だった。「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」は、12月16日から全国で公開。
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