「君の名は。」中国公開3日間で興収42億円!日本では邦画歴代2位に浮上
2016年12月6日 07:00
[映画.com ニュース] 興行収入200億円間近と、日本で大ヒットを記録している新海誠監督作「君の名は。」が、12月2日に中国で公開され、週末興収ランキングで初登場1位を獲得した。初週の成績は日本、台湾、香港、タイに続き、アジア5冠を達成。初日に約7596万5000元(約11億3000万円)、3日間合計で約2.8億元(約42億円)の数字を叩き出し、中国で封切られた日本映画としての新記録を樹立した。
日本国内では8月26日~12月4日の101日間で累計観客動員1535万2560人、興収199億5712万700円を記録している今作。「ハウルの動く城」(2004年、196億円)を抜き去り、歴代邦画2位に浮上しており、首位「千と千尋の神隠し」(01年、約304億円)の牙城が崩せるかに注目が集まる。なお洋画を含めると歴代5位で、4位「ハリー・ポッターと賢者の石」(01年、約203億円)、3位「アナと雪の女王」(2014年、約259億2000万円)を追っている。
海外でもその評価は高く、英新聞「The Guardian」「EMPIRE」「The Telegraph」が5つ星をつけたほか、アニメ界のアカデミー賞と称される「アニー賞」で各賞にノミネート。さらにアカデミー賞の前しょう戦として知られる第42回ロサンゼルス映画批評家協会賞では、アニメ映画賞(BEST ANIMATION)に輝いた。
中国では日本映画史上最大規模の6万7823スクリーンで封切られ、3日間の成績は「STAND BY ME ドラえもん」の2.3億元を上回り記録を更新。世界92の国と地域で海外配給が決定しており、今後は12月28日にフランス、来年1月5日に韓国と、各国で順次公開される予定だ。