「ゴジラ」アニメ映画化決定!脚本は虚淵玄&近未来SF想起させるビジュアル披露
2016年8月19日 05:00

[映画.com ニュース] 特撮怪獣映画の金字塔「ゴジラ」が「GODZILLA」のタイトルでアニメ映画化され、2017年に全国公開されることが決定した。「シン・ゴジラ」が大ヒットを記録するなか、シリーズは新たな領域に突入。劇場版「名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)」の静野孔文と、TVアニメ「シドニアの騎士 第九惑星戦役」「亜人」の瀬下寛之が監督を務め、「魔法少女まどか☆マギカ」の虚淵玄がストーリー原案・脚本を手がける。
これまで1978年、99年にアメリカでテレビアニメ化されていた「ゴジラ」だが、アニメ映画化は世界初の挑戦。製作は「トランスフォーマーズ・プライム」「スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ」で米エミー賞の最優秀賞を連続受賞した、国内最高峰のCGスタジオ「ポリゴン・ピクチュアズ」が担当し、新たなゴジラに生命を吹き込んでいく。
さらに、ティザービジュアルもお披露目。崖にたたずむ宇宙船らしき物体をとらえており、近未来SFの世界観を想起させる仕上がり。静野監督は「アニメならではの壮大なスケールのエンタテインメントを目指しています」と語り、瀬下監督も「虚淵玄さんと静野孔文監督、超個性的でグローバルセンスに富んだ才能を持つ2人のクリエイターとともに、壮大な世界観と人間ドラマを目指します」と意気込んでいる。
「PSYCHO-PASS サイコパス」「翠星のガルガンティア」などでも知られる虚淵は、「ゴジラというタイトルに関わらせていただけるのは、日本に生まれたクリエイターとして最高の名誉であると思っています」と喜びのコメント。「ここまで支えてくださった大勢の方々に感謝を捧げるとともに、そのご期待に添えるよう全力を尽くす所存です」と明かしている。
また、シリーズ最新作「シン・ゴジラ」は、公開20日間で累計観客動員268万人、累計興行収入38億円に到達。ギャレス・エドワーズ監督作「GODZILLA ゴジラ」(14)の最終興収約32億円を早くも上回ったほか、8月1日には国内シリーズ29作品の累計観客動員が1億人を突破し、邦画実写シリーズ作品史上初の快挙を達成した。今後、ハリウッド版第3作「GODZILLA ゴジラ2(仮題)」が2019年、「ゴジラVSコング(仮題)」が20年に全米公開される予定。世界的なゴジラムーブメントが加熱する一方だ。
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