「百円の恋」脚本・足立紳の初監督作、主演は新人・犬飼直紀!光石研、門脇麦らも結集
2016年7月14日 18:00
[映画.com ニュース] 「百円の恋」で第39回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した足立紳の初監督作「14の夜」の主演を、約750人のオーディションを勝ち抜いた新人・犬飼直紀が務めることが決まった。さらに光石研、濱田マリ、門脇麦、和田正人、浅川梨奈(「SUPER☆GiRLS」)、健太郎という多彩な面々が顔をそろえた。
故相米慎二監督に師事した経歴を持ち、「百円の恋」「お盆の弟」の脚本で高く評価された足立監督がメガホンをとり、「自分のことを大嫌いな人間が、今の自分から一歩でも脱却しようともがく話」を紡ぐ。舞台は、1980年代の田舎町にあるレンタルビデオショップ。性への妄想に夢中な中学生タカシと友人たちが、町でAV女優・よくしまる今日子のサイン会が開催されることを知り、“性春”の冒険に出る。
今作の主演は「百円の恋」同様、オーディションで選出され、シンデレラボーイ・犬飼が主人公タカシ役に抜てきされた。タカシの両親を「キャッチボール屋」「お盆の弟」の光石と「団地」の濱田、姉を「二重生活」の門脇、姉の婚約者をNHK朝ドラ「ごちそうさん」の和田が演じる。さらに、タカシの幼なじみに人気急上昇中のアイドルグループ「SUPER☆GiRLS」の浅川、同級生の不良に「俺物語!!」「TERRACE HOUSE BOYS & GIRLS IN THE CITY」などに出演した若手注目株・健太郎がキャスティングされている。
この陣容に対し、足立監督は「とても素敵なキャストの方々に出演して頂けて、本当に光栄です!」と語り、「勢ぞろいする場面はすげえ楽しい場面になるかもしれないと、すでにひとりでニヤニヤしています」と期待感を抑えきれない様子。そして「オーディションで出会った少年たちも一生懸命で、素直でかわいくてカッコ良くてメチャクチャまぶしい」と明かし、「これで面白い映画にならなかったら誰が責任をとるのだろうか、と考えると少し不安になる時もありますが、毎日のように新しい出会いのある監督業は(今のところ)最高に楽しいです!」と熱のこもったコメントを寄せている。
映画「14の夜」は、7月31日にクランクイン予定。12月下旬から東京・テアトル新宿ほか全国で公開される。