アガサ・クリスティ「検察側の証人」を英BBCがドラマ化
2016年6月27日 19:10
[映画.com ニュース] ミステリーの女王アガサ・クリスティの短編小説で、のちに自ら戯曲化した「検察側の証人」が、英BBCによってドラマ化されることがわかった。
1925年に発表された「検察側の証人」は、金持ちの未亡人を殺害した容疑で起訴された青年と年上の妻、青年の弁護士を中心に展開し、ラストのどんでん返しで知られる。57年にはビリー・ワイルダー監督によって「情婦」として映画化もされた。
米ハリウッド・レポーターによれば、BBCは昨年末、クリスティの「そして誰もいなくなった」をミニシリーズ化したが、好評だったこともあり、再び同作の脚本家サラ・フェルプスを起用して「検察側の証人」のドラマ化に挑むことになった。「ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出」「キンキーブーツ」のジュリアン・ジャロルドが監督を務める。キャストは未定。
現在、映画界でもクリスティ関連の企画が複数進行している。米20世紀フォックスによる、ケネス・ブラナー監督・主演の「オリエント急行殺人事件」再映画化や「そして誰もいなくなった」映画化に加え、クリスティ本人の失踪事件を題材にした米パラマウント・ピクチャーズの「アガサ(原題)」、さらにクリスティと「シャーロック・ホームズ」の原作者アーサー・コナン・ドイルを主人公にしたアクションアドベンチャー「アガサ・クリスティ(原題)」などがある。