オリエント急行殺人事件(1974)
劇場公開日:1975年5月17日
解説
アガサ・クリスティの名作推理小説「オリエント急行の殺人」をオールスターキャストで映画化したミステリー。1935年、私立探偵エルキュール・ポアロは大陸横断列車オリエント急行に乗り、ロンドンを目指していたが、豪雪のため列車が立ち往生してしまう。そしてその夜、列車内でアメリカ人の富豪ラチェットが何者かに殺害されるという事件が発生。ポアロは乗客たちから事情を聴き、事件の調査を開始するが、やがて殺されたラチェット氏と5年前にアメリカで起こったある事件とのつながりが見え始め、意外な真相が明るみになる。第47回アカデミー賞ではイングリッド・バーグマンが助演女優賞を受賞したほか、主演男優賞、脚色賞など計6部門にノミネートされた。
1974年製作/128分/G/イギリス
原題:Murder on the Orient Express
スタッフ・キャスト
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2023年1月11日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
40年代から70年代までスクリーンを彩った美しい女優陣。バーグマン、ローレン・バコール、バネッサ・レッドグレーブ、ジャックリーン・ビゼット、それだけでも満足。加えて、アルバート・フィニーとマーチン・バルサムの掛け合いと、ショーン・コネリー、名優ジョン・ギールグッドに悪役ウィドマーク...
これだけの名優たちが一堂に会したキャスティングは作品として化石級。
さらにすごいと思うのは、これだけの配役を集めていながらコンパクトに2時間でまとめたシドニー・ルメット。原作の筋をきちんと整理して、要領よくまとめ上げる才能はやっぱりさすがのキレ味。シーンの一つ一つが丁寧で何度見ても飽きない。
主役ポアロに頼ったリメイク版よりは良いと思う。
2022年12月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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原作を中学生の時読んだ。あまり、印象に残らなかった。『そして誰もいなくなった』を読んだ後だったので、犯人はすぐに分かった。原作者アガサ・クリスティの印象がこの小説で決まった。
アガサ・クリスティは横溝正史や西村京太郎系のミステリーで、僕はエドガー・アラン・ポーやコナン・ドイルや江戸川乱歩やエラリー・クイーンやヴァン・ダインの方が好きだった。
映画は
2回目の鑑賞。
何も語れない。
まぁ、物語の結末は知っていたが、監督の名前を知って『なるほど』と感心した。
火曜サスペン○劇場の元祖だろう。
経費かけすぎて全くもったいない映画だと思う。しかし、英語以外日本語に訳さないのは、イギリス映画に対する忖度なのか?それを考慮すると、それだけで、犯人が分かってしまう。
2022年4月13日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
本を先に読んでいたが、映画ではポワロの尋問などから、全員犯人ではと思わせる。
本では、各尋問が終わるごとに、『こいつが犯人だ』と思わせた。
1人づつ死体をナイフで突き刺すシーンなどは、映像の方が印象に残る。
それにしても、この設定、ストーリー展開、アガサクリスティの名作ですね。
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豪華キャストだが、人数が多すぎて感情移入できる人が分散されてしまったためか、結局、誰にも感情移入できなかった。ただ、イングリッド・バーグマンとジャクリーン・ビセットが見られたのはよかったが。
被害者の体の刺し傷は12箇所あったことが遺体発見時に説明されるが、このシーンはなかった方が、犯人が明かされるときの面白さが倍増したと思う。