オリエント急行殺人事件(1974)

劇場公開日:1975年5月17日

解説・あらすじ

アガサ・クリスティの名作推理小説「オリエント急行の殺人」をオールスターキャストで映画化したミステリー。1935年、私立探偵エルキュール・ポアロは大陸横断列車オリエント急行に乗り、ロンドンを目指していたが、豪雪のため列車が立ち往生してしまう。そしてその夜、列車内でアメリカ人の富豪ラチェットが何者かに殺害されるという事件が発生。ポアロは乗客たちから事情を聴き、事件の調査を開始するが、やがて殺されたラチェット氏と5年前にアメリカで起こったある事件とのつながりが見え始め、意外な真相が明るみになる。第47回アカデミー賞ではイングリッド・バーグマンが助演女優賞を受賞したほか、主演男優賞、脚色賞など計6部門にノミネートされた。

1974年製作/128分/G/イギリス
原題または英題:Murder on the Orient Express
劇場公開日:1975年5月17日

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映画レビュー

3.5名作から考えさせられる正義とは何か!

2025年7月4日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

知的

アガサ・クリスティの名作ミステリー小説を原作とした大人気作品を映画化しています。
映画も何回か実写化されていますね。
久しぶりにミステリーものを観たくなり、友人を誘って家で観賞しました。

一度観たことはあったのですが、昔の記憶なのでところどころそうだったなあと当時を思い出しながら観ていました。
ポアロシリーズはドラマも観ていたことがあり、犯人がなかなかわからない展開にとても楽しくなりました。
オリエント急行の話は、大どんでん返しというか、想像もしていなかった展開と犯人に何度見ても驚いていしまいますね。

ミステリー小説はいつも切ない結末が多いですが、今回は正義とは何かをとても考える作品でした。
もちろん犯罪はよくないことですが、法に裁かれなかった者たちに対しての負の感情がここまで膨れ上がるとこのような結末になってしまうのかと、、。
列車からの雪景色の情景が綺麗だからこそ、余計に切ない気持ちになったのかもしれません。

自分が突き通す信念と正義を正解にするのは自分次第なんだと感じた作品でした。
また、別の作品も観てみようと思います。

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中野祐治

4.5味がある名作

2025年4月9日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

興奮

知的

BSで録画視聴。
海外ドラマで名探偵ポアロを観たが、今回は主人公はポアロのドラマ版。なかなか観ごたえがあった。何よりこの作品はポアロを初め登場人物の演技が観ごたえあり。味がある。お馴染みのオリエント急行殺人事件だが、名作の素晴らしさを再認識。海外ドラマ版ポアロもいいが、この作品の主人公ポアロもなかなかいい。

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ナベウーロンティー

3.50091 判事の数は? トゥエルブ!

2024年7月18日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

1975年公開
アガサクリスティ原作は意外な犯人を描く中でも
特に人気が高い。
それを紐ほどいてわかりやすく映像化するのは難しいが
シドニールメットそつなくこなす。
要因の一つがやはり出演者が重厚だと映画が締まるね。
二つ目はポワロにアルバートフィーニ―を持ってきた事。
最後に容疑者を集めて大演説をするのも似合う。
個人的にはショーンコネリーがポワロを挑発するように
ネタバレ寸前のセリフを発し、真相解明でそれを
繰り返さざるを得なかったところが好き。
ジャクリーンビゼットもひときわ美貌で出演。
あーそれとオリエント急行が出発するところも伴奏と
相まってゴージャス感出る。
75点
テレビ初鑑賞 1980年11月2日『日曜洋画劇場』

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NWFchamp1973

3.0美女役ではないイングリット・バーグマンが素敵。

2024年3月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:その他

悲しい

興奮

デビット・スーシェ演じるポワロの、ドラマ版「オリエント急行の殺人」を観た後に鑑賞。
アルバート・フィニーのポワロはスーシェのポワロと比べると、品がなく嫌らしい人物に見えてしまう。スーシェのポワロに慣れているので違和感を拭うまで少し時間がかかった。
構成はドラマ版の方が好き。犯人の意外性や、ポワロの心理描写が際立っている。
素晴らしかったのはイングリット・バーグマン。この作品での評価が高かったので一度観てみたかった。「ガス橙」のように、品行方正な美しい人物を演じることの多いイメージだったので、初めは彼女がどの役で出ているのか分からなかったほど。細かい演技で画面の外の人物まで表現されていたので驚いた。
ショーン・コネリーは相変わらずダンディで格好良い。
どこかで見たはず、と思った人物がどこかサイコパス臭を漂わせていて、記憶を辿ると「サイコ」のベイツ役の人だった。
イメージが覆る役者もいれば、どうしても初見のインパクトが拭えない役者もいて面白い。
古い映画だけにテンポはやや遅く感じるが、豪華キャストは見応えあり。

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るんさん

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