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松本幸四郎、「ジャングル・ブック」で娘・松たか子に続きディズニー声優に!

2016年5月31日 04:00

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73歳にして実写映画の吹き替えに初挑戦!
73歳にして実写映画の吹き替えに初挑戦!
(C)2016 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

[映画.com ニュース] 歌舞伎俳優の松本幸四郎が、ウォルト・ディズニーの「ジャングル・ブック」日本語吹き替え版で黒ヒョウのバギーラに声を吹き込むことが決定した。73歳にして初めて実写映画の登場キャラクターの吹き替えに挑戦した松本は、ナレーションも担当。娘・松たか子は社会現象を巻き起こした「アナと雪の女王」でエルサ役の日本語吹き替え声優を務めており、「ディズニー作品の吹き替えは大変よと聞いてはいたものの、すごかったですね」と言い、「大変難しかったですが、心に残る素晴らしい、いい仕事をさせてもらいました」とコメントを寄せた。

ジャングルの動物たちに育てられた人間の少年モーグリを主人公に、自然のおきてと、ともに雄々しく生きるものたちの愛や憎しみ、喜びや悲しみを歌い上げるエンタテインメント巨編。感情豊かな動物たちはすべてCGで描かれており、ハリウッドを代表する面々が参加した英語版では、「ガンジー」「シンドラーのリスト」の名優ベン・キングズレーが、主人公モーグリを優しく、時に厳しく導くバギーラに声を吹き込んだ。

「歌舞伎界をけん引するひとりとしてご活躍されている松本幸四郎さんのイメージと、人生の“師”や“指南役”としてモーグリを導くバギーラの役がピッタリと合致した」とディズニーからのオファーを受けた松本は、中学生の時に「黒ヒョウ」という愛称で呼ばれていたそうで「驚きはしたが、違和感なく受け入れられました」と語る。「バギーラにとってモーグリはただの人間の子どもではなく、出会うべくして出会った特別な存在」だといい、「もしかしたらバギーラもかつて自身の子どもを亡くしていて、モーグリにその姿を重ね、愛情を注いでいたのではないか」と、役づくりとための独自の解釈を披露した。

さらに「フルCGで描かれたリアルな映像美には、オープニングのシーンから総毛立つほど驚きを覚えました。今回の『ジャングル・ブック』は完璧です」と舌を巻く。「この映画で色々な動物たちを見ていると、ダメはダメなりに、生きていることは素晴らしいんだなと思いますね」と作品に込められたメッセージを説き、「つらさを勇気に、悲しみを悲しみのまま終わらせるのではなくて、悲しみをなんとか希望に変えていく。それが人生じゃないかなと思いました」と語った。

ジャングル・ブック」は8月11日から全国公開。

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