日本発Netflixドラマ「火花」がドイツで上映!果たして観客の反応は?

2016年5月31日 05:00


波岡一喜はドイツ語で挨拶
波岡一喜はドイツ語で挨拶

[映画.com ニュース] 独フランクフルトで開催された日本映画祭「第16回ニッポン・コネクション」で、お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹の芥川賞受賞作を実写化したNetflixの連続ドラマ「火花」(全10話)の上映会が行われ、主演の林遣都波岡一喜、第7話と8話を演出した久万真路監督が5月28、29日(現地時間)に舞台挨拶に立った。

売れないお笑いコンビ「スパークス」の徳永(林)と先輩芸人で天才肌の神谷(波岡)が、上京して芸人として成功しようともがき続ける10年間を描く。最終話となる第10話の上映後には大きな拍手が巻き起こり、涙を流す観客の姿も見られるなど、日本独自の「漫才」を描きながらも、夢にまい進する若者たちを描いた普遍的なテーマが広く受け入れられていた。

上映前、約300人の観客を前にした林は「こうして、海外の方にご覧いただく機会をいただけたことを、とてもうれしく思います。海外の方に胸を張って見ていただける素敵な作品になったので、ぜひ楽しんでいってください」と呼びかける。対する波岡は「こんばんは! 私は波岡一喜といいます。来てくれて本当にありがとうございます」とドイツ語で挨拶して観客を喜ばせたほか、「こんなにたくさんのお客さんがいらっしゃると思わなかったので、泣きそうになりました」と興奮気味に語った。

理想と現実のはざ間で苦悩する若手芸人を演じきった林は、観客に又吉を紹介しつつ「日本で俳優として活動をしていると、海外で作品をご覧いただける機会がなかなかないので、作品を生み出してくれた又吉さんに感謝しております」と最敬礼。波岡は「世界中で配信されたら、もっといろんな人が見てくれますよね。もっと有名になりたい!」と率直過ぎるコメントで会場を沸かせた。

本作は、「ストロボ・エッジ」「さよなら歌舞伎町」の廣木隆一監督が総監督を務めて第1、9、10話を演出したほか、「凶悪」の白石和彌監督が第3、4話、「横道世之介」の沖田修一監督が第5、6話、映画「闇金ウシジマくん」シリーズで監督補を務めた毛利安孝が第2話の演出を手がけた。久万監督は「5人の監督が1つの作品を手がけるというのは、日本でもなかなかない試みです。この作品は映画監督と映画のスタッフが手がけています。僕たちは1本の映画を作るつもりで臨んでいました。総監督の廣木隆一監督を筆頭に、それぞれの監督が切磋琢磨(せっさたくま)し、いい意味で競い合ったことが作品にうまく反映されていると思います」と自信のほどを語った。

火花」は、6月3日から190の国と地域で配信開始。

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