「エクス・マキナ」で妖しい魅力を放つ日本人女優、ソノヤ・ミズノの本編ダンスシーン公開!
2016年5月25日 12:00
[映画.com ニュース]「リリーのすべて」(2015)のオスカー女優アリシア・ビカンダーが美しきロボットを演じ、第88回アカデミー賞で視覚効果賞を受賞したSFスリラー「エクス・マキナ」の本編映像が、公開された。日本人女優ソノヤ・ミズノ演じる謎めいたキャラクター・キョウコの登場シーンを切り取っている。
世界最大のIT企業“ブルーブック”のプログラマー・ケイレブ(ドーナル・グリーソン)は、巨万の富を築きながらも普段は滅多に姿を現さない社長のネイサン(オスカー・アイザック)が所有する山間の別荘に1週間滞在するチャンスを得る。別荘に到着したケイレブを待っていたのは、最新鋭のロボット・エヴァ(ビカンダー)に搭載された人工知能のテストに協力するという実験だった。
現在27歳のソノヤは、11歳から20歳まで英国ロイヤル・バレエ・スクールで経験を積み、英国ロイヤル・バレエ団のツアー公演に出演するなど主にダンサーやモデルとして活躍する傍ら、ユニクロスポーツのCMなどにも出演。本作が長編映画デビュー作となる。今回公開された映像でもアイザックと共にキレのあるダンスを披露しているほか、グリーソン演じるネイサンの前でいきなり服を脱ごうとするなど、妖艶な魅力を振りまいている。
「28日後...」(02)、「わたしを離さないで」(10)などの脚本を手がけ、本作で監督デビューを果たしたアレックス・ガーランド監督は「彼女はたびたび登場しますが、一言もしゃべりません。私たちは、キョウコが持つ“静かな川は深く流れる”ような雰囲気を表現できる俳優を求めていました。セリフがないというのは俳優にとってかなりの制約になると思うでしょう。しかし、アリシア(・ビカンダー)と同じくソノヤにはバレエの素養があるので、体の動きだけでさまざまな情報を伝えることができるのです」とソノヤを称えている。
本作を皮切りに、各国のダンサーが出演する「HIGH STRUNG(原題)」や、エマ・ワトソン主演の「美女と野獣」にも出演予定のソノヤは、自身の役どころを「キョウコにはセリフが一言もありませんが、とても面白い登場の仕方をします。彼女が登場することでストーリーが展開するきっかけが生まれるため、本当に重要な役割なんです」と解説する。撮影を振り返り「この役は私にぴったりだと思いました。キャラクターを理解できると感じましたし、過去の仕事に彼女と共通する要素を見いだすことができたので、役作りの方向性もわかっていたんです。キャラクターを膨らませ、際立たせることができて、とても楽しかったですね」と語っている。
「エクス・マキナ」は、6月11日から全国公開。
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