【全米映画ランキング】「アングリーバード」がV。クロウ&ゴズリング「The Nice Guys」は4位
2016年5月25日 17:00
[映画.com ニュース] メモリアルデイの連休を翌週に控え3本の新作が公開された5月第3週の全米ボックスオフィス。約3810万ドルのオープニング興収で首位デビューを飾ったのは、フィンランド発の大ヒットモバイルゲームの映画版「アングリーバード」だった。
同作は「怪盗グルーの月泥棒 3D」のジョン・コーエンが製作を手がけた3Dアニメーション。いつも怒っている鳥レッドが盗まれた卵を取り戻すため大冒険を繰り広げる。レビューはやや厳しめで、OP興収も首位デビューにはなったもののメモリアルデイ向けにリリースされた作品としては弱い数字となった。声の出演は主人公レッドにジェイソン・サダイキスのほか、ショーン・ペン、ダニー・マクブライド、マーヤ・ルドルフ、ビル・ヘイダーら。
2位は、公開3週目ながら約3300万ドルの興収をあげた「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」。北米での累計興収は約3億4700万ドルに。そして全世界興収は、2016年公開作としては初めて10億ドルを突破した。
初登場3位となったのは14年に大ヒットしたセス・ローゲン&ザック・エフロン主演のコメディ「ネイバーズ」の続編「Neighbors 2: Sorority Rising」。前作ではフラタニティ(男子学生クラブ)とローゲン扮するマックによる隣人同士のバトルが描かれたが、今回はソロリティ(女子学生クラブ)とマック一家との戦いが描かれる。レビューはまずまずだったが、興行は前作のOP興収約4900万ドルの約40%という厳しいスタートになってしまった。共演はソロリティのはみ出し者軍団のボス・シェブリィにクロエ・グレース・モレッツのほか、マックの妻ケリーにローズ・バーン、クリストファー・ミンツ=プラッセ、ビーニー・フェルドスタイン(ジョナ・ヒルの妹)、セレーナ・ゴメスなど。メガホンをとったのは前作同様ニコラス・ストーラー。
そして、「リーサル・ウェポン」の製作&脚本コンビ、ジョエル・シルバー&シェーン・ブラックが、ラッセル・クロウ&ライアン・ゴズリングと組んだ新バディムービー「The Nice Guys」は4位デビューに。1977年のLAを舞台に、ダメ探偵(ゴズリング)とその用心棒(クロウ)がポルノスターの死の謎を調査するうちに巨大な陰謀に巻き込まれていく。70年代を舞台にした「リーサル・ウェポン」といった趣で、批評家からは高い評価を受けたが、興行では苦しいスタートとなってしまった。共演はキム・ベイシンガー、マット・ボーマー、キース・デビッドに、アンディ・マクダウェルの実娘マーガレット・クォーリー。
メモリアルデイの連休を迎える今週末は、FOXの「X-MEN:アポカリプス」とディズニーの「アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅」が激突。FOXとディズニーは7月初旬の独立記念日興行でも「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」と、スピルバーグ8年ぶりの夏休み映画「BFG:ビッグ・フレンドリー・ ジャイアント」との対決が控えている。
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