「この麻婆豆腐辛すぎ!」三浦友和のクレームが最高に理不尽すぎる「葛城事件」映像公開
2016年5月13日 06:00

[映画.com ニュース] 劇団「THE SHAMPOO HAT」を率いる赤堀雅秋が「その夜の侍」(2012)に続いてメガホンをとった「葛城事件」の新たな本編映像が、公開された。三浦友和演じる主人公・葛城清が、なじみの中華料理店でクレームを付ける場面を収めている。
映画は、次男が無差別殺傷事件を起こし、ある家族が崩壊に至るまでの道のりをたどっていく。理想の家族像への思いが強すぎるあまり家族に威圧的に接する清、清に支配されるがままの生活を送る妻・伸子(南果歩)、リストラされたことを打ち明けられない長男・保(新井浩文)、清になじられ鬱屈した思いをくすぶらせる次男・稔(若葉竜也)の関係が徐々にゆがんでいき、やがて伸子が家出をしたことから家族に危機が訪れる。田中麗奈が、死刑囚となった稔と獄中結婚した女・星野に扮している。
映像では、長男夫婦、嫁の両親と5人で食事をしていた清が、店員を呼びつけた直後のシーンが描かれる。麻婆豆腐が辛かったことに腹を立てた清は「今日、こいつらの結婚記念日のお祝いなんですよ。俺だってできればこんな話したくないんだよ」とネチネチと店員を責め立てる。店員が料理を取り替えようとすると「そういうこと言ってんじゃないんだよ、俺は! 20年通っているんだよ、この店に。歴史の話をしているんだよ!」「これだけ辛いならちゃんと事前に説明しないと。日本人バカにしてんのか?」と声を荒らげ、場を凍りつかせる。
机をたたき今にも立ち上がらんばかりの剣幕の清と、いたたまれない表情でうつむく保のギャップが印象的なシーンとなっており、店員をどなりつけながらも保の妻の両親に「水餃子も食べちゃってくださいね」と優しく語りかける清のひょう変ぶりが恐怖を呼び起こさせる。劇中では、この後に家で留守番をしている伸子と稔が清に当たられる場面が描かれ、家族の受難を象徴しているといえる。
「葛城事件」は、6月18日から全国公開。
(C)2016「葛城事件」製作委員会
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