名作曲家ハンス・ジマー、スーパーヒーロー映画からの引退を表明
2016年4月3日 21:00
[映画.com ニュース] 映画音楽の巨匠ハンス・ジマーが、現在大ヒット中の「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」を最後にスーパーヒーロー映画から引退することを表明した。
英BBCのインタビュー番組「HARDtalk」に出演したジマーは、クリストファー・ノーラン監督との「ダークナイト」3部作、「マン・オブ・スティール」、今作と振り返り、「正式にスーパーヒーローのビジネスから退きます」と断言。「もうやりつくしました」と付け加えた。
さらに「今作は新しいスタイルを見つけ出すのがとても難しかった」と明かし、長年の友人でもあるジャンキー・XL(「マッドマックス 怒りのデス・ロード」)とコラボレートについて「誰かの声を取り入れることが重要でした」と語った。続編「ジャスティス・リーグ」2部作には、ザック・スナイダー監督をはじめ、ベン・アフレック&ヘンリー・カビルらキャストたちが続投するが、作曲家の交代は避けられないようだ。
3度のアカデミー賞受賞を誇るジマーは現在、「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズ第3弾「インフェルノ」(10月28日公開)とゴア・バービンスキー監督のスリラー「A Cure for Wellness(原題)」の音楽を手がけており、ノーラン監督の新作「Dunkirk(原題)」への参加が決まっている。