トム・ホルケンボルフ

オランダ出身。音楽教師の母のもと3歳からピアノを学び、10代にかけてドラムやギターなどマルチな楽器演奏の技術を習得する。1988年から94年にかけてニューウェーブ・グループ「Weekend at Waikiki」の奏者兼プロデューサーとして活動し、以降は音楽プロデューサーとしてロックバンドの楽曲やゲーム音楽を制作。

98年、オランダ映画「Siberia」でジャンキー・XLの名で初めて長編映画の音楽を担う。大ヒットゲームの映画化「DOA デッド・オア・アライブ」（06）でハリウッドに進出。「300 スリーハンドレッド　帝国の進撃」「アメイジング・スパイダーマン2」（ともに14）、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」（15）、「デッドプール」（16）といった話題作の作曲を次々に手がけ、映画音楽作曲家として引く手あまたの存在となった。

ほか、音楽を手がけた映画に「ターミネーター　ニュー・フェイト」（19）、「ゴジラ×コング　新たなる帝国」「マッドマックス　フュリオサ」（ともに24）など多数。後進の作曲家のための音楽教育にも力を注いでいる。