映画「64」主題歌を手がけた小田和正、オフコース解散の昭和64年へ思いをはせる
2016年3月28日 17:00

[映画.com ニュース] 歌手の小田和正が、主題歌を担当した映画「64 ロクヨン」についてコメントを寄せ、主題歌「風は止んだ」や、物語の重要な柱となる「昭和64年」について語った。
同作は「半落ち」「クライマーズ・ハイ」などで知られる作家・横山秀夫氏のベストセラー警察小説を、佐藤浩市主演、瀬々敬久監督で映画化したヒューマンドラマ。わずか1週間で幕を閉じた昭和64年に発生した少女誘拐殺人事件・通称「ロクヨン」から14年後、佐藤扮する県警広報官の三上が、警察組織内の対立や記者クラブとの軋轢(あつれき)の中で奔走し、やがて新たに発生した誘拐事件を通して、「ロクヨン」と事件に携わった人々の行く末が描かれていく。
小田が映画主題歌を担当し、さらに作品についてコメントを寄せるのは異例。もともと横山氏のファンで、原作小説も読んでいたという小田は、主題歌のオファーを受けて「ビックリしましたが嬉しかったです。横山さんご本人は納得してくれているのかな、と考えたりしました」と話している。
主題歌制作にあたっては「監督は自分にどんな曲を期待してくれているのかなとやはりそれを考えましたが、あえて質問はしませんでした」といい、ラッシュの段階の映画を見て「重いテーマだったので同じような色合いで前向きな感じがいい」と、自らが感じたところから曲作りをスタートさせた。そして、「『君を思う気持ちだけが強くなって行く』というところへ行き着きました。で、そのながれで願いも込めて『風は止んだ』になりました」と明かす。
物語の柱となる昭和64年は、小田が活動していた伝説的グループ「オフコース」が解散した年だ。小田は「(昭和天皇の)ご崩御が今日か明日かという中、オフコース最後の全国ツアーをやっていて僕らは大阪にいました」と当時を述懐。「解散していくということも自分たちにとっては大きな事件だったから、公なことと個人的なこととふたつが重なって、複雑な思いでした」と、昭和64年という特別な年への思いをはせる。
完成した映画を見て「とても見応えがありました。とにかく折角多くのスタッフと役者さんたちが懸命に作ったのに最後で、歌が足を引っ張ったりしなければいいけれどと、それを願うばかりです」と語る小田。「今回は大事な主題歌を書く機会を与えていただいて感謝しています」と話している。
「64 ロクヨン 前編」は5月7日、「64 ロクヨン 後編」は6月11日全国公開。小田の歌う主題歌は、映画の予告編内でも聴くことができる。
(C)2016 映画「64」製作委員会
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