【第88回アカデミー賞】レオナルド・ディカプリオが悲願の主演男優賞!
2016年2月29日 13:55

[映画.com ニュース] 第88回アカデミー賞の授賞式が2月28日(日本時間29日)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターであり、「レヴェナント 蘇えりし者」のレオナルド・ディカプリオが主演男優賞を受賞した。これまで同賞に3度ノミネート、助演男優賞含めアカデミー賞5度目のノミネートで悲願のオスカー像を手にした。
壇上でディカプリオは、本作のキャスト、スタッフのほか、過去作でタッグを組んできたマーティン・スコセッシ監督や友人、両親に対する感謝を述べた後、「『レヴェナント 蘇えりし者』は人間と自然界の関係を描いた作品です。2015年は歴史上気温が最も高くなりました。気候変動は実際に起きており、これは最も切迫した人類に対する危機です。我々は力を合わせて行動を起こす必要があります。これにより恵まれないもの、最も影響を受けるもの、そして子どもたちの子どもたちのために働く政治家を支援しなくてはなりません。地球を救わなくてはなりません。この地球が当たり前のものとは思いません。そして今日の受賞も当たり前とは思いません」と環境保護に対する思いを熱を込めてスピーチした。
1974年生まれ。子役から活躍し、93年の「ギルバート・グレイプ」で19歳にしてアカデミー助演男優賞にノミネート。バズ・ラーマン監督の「ロミオ&ジュリエット」(96)ではベルリン国際映画祭の銀熊賞(男優賞)を受賞し、ジェームズ・キャメロン監督の「タイタニック」(97)で名実ともにハリウッドを代表するスターとなる。2004年にスコセッシ監督の「アビエイター」でアカデミー主演男優賞に初ノミネート。06年の「ブラッド・ダイヤモンド」と「ウルフ・オブ・ウォールストリート」(13)でも同賞の候補に挙がった。
「レヴェナント 蘇えりし者」は、ディカプリオと昨年のオスカー作品賞「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が初タッグを組み、実話に基づくマイケル・パンクの小説を原作に、荒野にひとり取り残されたハンターの壮絶なサバイバルを描いたドラマ。第88回アカデミー賞では、作品賞含む最多12部門にノミネートされた。

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