クリスチャン・ベール、フェラーリ伝記映画から降板 理由は「太れない」ため
2016年1月19日 12:00
[映画.com ニュース] クリスチャン・ベールが、主演予定だったマイケル・マン監督の新作で、伊自動車会社フェラーリの創設者エンツォ・フェラーリ(1898~1988)の人生を映画化する伝記映画から降板した。
米バラエティによれば、降板の理由は「健康上の問題」。ベールは、今春の撮影開始までに役づくりで体重を増やす必要があったが、時間的に体に負担をかけずに増量するのが困難だと判断したという。
ベールといえば、「マシニスト」や「ザ・ファイター」で激やせしたり、逆に「アメリカン・ハッスル」では太ったりと、役づくりのために徹底した肉体改造を行うことで知られているが、その健康を心配する声も上がっていたので、今回は賢明な判断だったかもしれない。マン監督は早急に代わりの俳優を探すことになる。
本作は、ブロック・イェイツが1991年に発表した評伝「エンツォ・フェラーリ 跳ね馬の肖像(原題:Enzo Ferrari: The Man, the Cars, the Races)」の映画化。「ミニミニ大作戦」の脚本家トロイ・ケネディ・マーティンと、「ザ・ファーム 法律事務所」の脚本家デビッド・レイフィールが、それぞれ同書を下敷きに執筆した2つの脚本を融合させた内容になると報じられている。おもに1950年代、フェラーリ社がF1に参戦してその知名度を高めていく時代を中心に描く見込み。
なおベールは、最新作「マネー・ショート 華麗なる大逆転」で第88回アカデミー賞の助演男優賞にノミネートされている。