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「ザ・ウォーク」主人公が“渡ろう”としているビルに潜入!本編映像独占入手

2016年1月18日 19:30

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ゴードン=レビットは話し方までプティになりきった
ゴードン=レビットは話し方までプティになりきった

[映画.com ニュース]  米ニューヨークにあったワールドトレードセンターのビル間にワイヤーを張り、命綱なしでその上を渡りきったフランス人男性フィリップ・プティの実話を映画化した「ザ・ウォーク」の本編映像を、映画.comが独占入手した。フランスから渡米してきたプティ(ジョセフ・ゴードン=レビット)が、建設中のワールドトレードセンターを初めて訪れる場面を切り取っている。

ビルの壁面にあごを密着させ、はるか頂上を見上げるプティ。1974年当時世界最高層(411メートル)だったワールドトレードセンターに圧倒され「ウソだろ? この世のものじゃない!」「あきらめよう。終わりだ」と早くも完敗宣言。現実に直面し取り乱したプティは「この怪物を見ろ。僕に警告してる。『無理だ。完全に不可能だ』『可能性のかけらもない』」と恋人のアニー(シャルロット・ルボン)にまくしたてるが、ビル内部の作業員がドアを開けっ放しにしているのを見るや猛然とダッシュ。階段があるのを見つけると「5時間戻らなかったら警察に(行け)」とアニーに告げ、階段を勇ましく上っていく。

実際にプティ本人から指導を受けたゴードン=レビットは「プティはとてもポジティブな人で、今は出来ないことでも、必ず出来ると信じて解決策を考えるような人物なんだ。彼のすさまじいまでの決意と集中力。そして人と接するときの、ものすごく穏やかでポジティブで不思議な魅力。素晴らしい組み合わせだよ」と“人間力”に最敬礼だ。

一方、当の本人は「僕のパフォーマンスを見た人たちから、『自分も夢をかなえられる、山を動かせるという気持ちになった』と、よく言われるんだ」と語る。底抜けなポジティブ精神を持ち合わせていたからこそ、プティは途方もない挑戦をやり遂げ、人々に夢を与える存在となったのかもしれない。

ザ・ウォーク」は、「フォレスト・ガンプ 一期一会」(94)のオスカー監督、ロバート・ゼメキス監督がメガホン。1月23日から全国公開。

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