杉咲花、映画とともに……16年は朝ドラ「とと姉ちゃん」にも出演
2016年1月1日 05:00
[映画.com ニュース] 注目の若手女優・杉咲花の躍進は、2016年も続きそうだ。野村萬斎主演作「スキャナー 記憶のカケラをよむ男」、宮沢りえ主演&中野量太監督作「湯を沸かすほどの熱い熱」の公開が控えるほか、4月4日から放送が始まるNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」に出演している。
15年は、出演映画が5本(ナレーション参加も含む)封切られた。1月の「繕い裁つ人」を皮切りに、新進気鋭の松永大司監督作「トイレのピエタ」、ベテラン・朝原雄三監督作「愛を積むひと」、昆虫ドキュメンタリー「アリのままでいたい」、西島秀俊主演作「劇場版 MOZU」と全く異なるタイプの作品の中で役を生き、製作サイドからも愛される女優へと階段を駆け上がっている。評価は高まるばかりで、第7回TAMA映画祭で最優秀新進女優賞、第37回ヨコハマ映画祭で最優秀新人賞を受賞した。
昨年を振り返り、「映画の現場にたくさん関わることができてすごく嬉しかったですし、刺激的な日々でした。映画の現場は、そこにいる人たちがみんな、もうめちゃくちゃかっこいいし、だからなんか悔しくなって、負けたくないって思うし、最高です」と映画とともに過ごした日々を述懐。それだけに「これからも、映画に関わりたいです。そして公開を控えている作品があります。それを無事に届けることと、新しく始まる現場で、またいい作品をつくれるように頑張ることが2016年の抱負です」と闘志を燃やしている。
ゴールデンウィークに公開される「スキャナー 記憶のカケラをよむ男」では、行方不明になったピアノ教師・沢村雪絵(木村文乃)の教え子で、“残留思念”を読み取ることができる仙石和彦(萬斎)に雪絵を探してほしいと依頼する秋山亜美に扮している。また、「湯を沸かすほどの熱い愛」では、余命宣告を受けた主人公・双葉(宮沢)を強く支えていく娘の幸野安澄役を熱演。そして、高畑充希主演の朝ドラ「とと姉ちゃん」では、年の離れた小橋家の三女・小橋美子に息吹を注ぐことになる。これからの1年で、杉咲がどのような女優に成長していくのかに注目が集まる。