ジョン・ウォーターズ監督が選ぶ2015年の映画ベスト10
2015年12月15日 17:00
[映画.com ニュース] 作家、アーティストとしても活躍する異才ジョン・ウォーターズ監督が、2015年に自身が見た映画のベスト10を米Artforum誌のウェブサイトに発表した。
第1位に選ばれたのは、イタリアの名匠ルキノ・ビスコンティ監督に見いだされ、同監督の恋人でもあったオーストリア出身の俳優ヘルムート・バーガーのドキュメンタリー「Helmut Berger, Actor(原題)」。
かつては美貌で知られたバーガーも、ビスコンティ亡きあとは大きな活躍もなく、近年は経済的にも困窮しているという。ウォーターズ監督は同作について次のようにコメントしている。「ベストであると同時にワーストかも? 時にマルグリット・デュラスのようにも見える71歳のバーガーが、自分のボロアパートで不平不満をぶちまける。そしてバーガーが服を脱ぎ、自慰を始めたとき、ドキュメンタリーのルールは永遠に破壊されたのだ」
ちなみにバーガーは、「SAINT LAURENT サンローラン」では晩年のサンローランを演じている。
ジョン・ウォーターズ監督の2015年映画ベスト10は以下の通り。
2.「シンデレラ」(ケネス・ブラナー監督)
3.「The Forbidden Room(原題)」(ガイ・マディン&エバン・ジョンソン監督)
4.「トム・アット・ザ・ファーム」(グザビエ・ドラン監督)
5.「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(ジョージ・ミラー監督)
6.「キャロル」(トッド・ヘインズ監督)
7.「The Diary of a Teenage Girl(原題)」(マリエル・ヘラー監督)
8.「タンジェリン」(ショーン・ベイカー監督)
9.「Fly Colt Fly(原題)」(アダム・グレイ&アンドリュー・グレイ監督)
10.「Love(原題)」(ギャスパー・ノエ監督)
関連ニュース
100年以上の時を超えて転生を繰り返す男女の数奇な運命――レア・セドゥ主演、ベルトラン・ボネロ監督「けものがいる」4月25日公開
2025年1月22日 12:00
ルイス・キャロルの名作を日本初の劇場アニメ化 「不思議の国でアリスと」P.A.WORKS制作で8月29日全国公開
2025年1月17日 09:00
映画.com注目特集をチェック
ザ・ルーム・ネクスト・ドア
【死を迎える時、どんな最期を選びますか?】“人生の終わり”と“生きる喜び”描く、珠玉の衝撃作
提供:ワーナー・ブラザース映画
キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド
【この最新作を観るべきか?】独自調査で判明、新「アベンジャーズ」と関係するかもしれない6の事件
提供:ディズニー
セプテンバー5
【“史上最悪”の事件を、全世界に生放送】こんな映像、観ていいのか…!? 不適切報道では…?衝撃実話
提供:東和ピクチャーズ
君の忘れ方
【結婚間近の恋人が、事故で死んだ】大切な人を失った悲しみと、どう向き合えばいいのか?
提供:ラビットハウス
海の沈黙
【命を燃やす“狂気めいた演技”に、言葉を失う】鬼気迫る、直視できない壮絶さに、我を忘れる
提供:JCOM株式会社
サンセット・サンライズ
【面白さハンパねえ!】菅田将暉×岸善幸監督×宮藤官九郎! 抱腹絶倒、空腹爆裂の激推し作!
提供:ワーナー・ブラザース映画
激しく、心を揺さぶる超良作だった…!
【開始20分で“涙腺決壊”】脳がバグる映像美、極限の臨場感にド肝を抜かれた
提供:ディズニー