ルーニー・マーラ&ケイト・ブランシェット熱演「キャロル」予告編&ポスター公開
2015年12月2日 12:00
[映画.com ニュース] 「ブルージャスミン」(2013)でオスカー女優となったケイト・ブランシェットと、「her 世界でひとつの彼女」(13)のルーニー・マーラが共演したラブストーリー「キャロル」の予告編が、このほど公開された。
映画化もされた「太陽がいっぱい」の原作者パトリシア・ハイスミスが、別名義で発表したベストセラー小説を映画化。52年のニューヨーク。フォトグラファーを夢見ながら百貨店のおもちゃ売り場で働くテレーズ(マーラ)は、客として訪れた人妻キャロル(ブランシェット)の美しさに目を奪われる。ひょんなことから交流を始めると互いに心ひかれ合うようになり、やがて2人きりで旅行に出発する。
予告編では、2人の出会いのシーンから旅行に旅立つまでを描写。ブランシェットがミステリアスな魅力を振りまいているほか、本作で第68回カンヌ映画祭の女優賞に輝いたマーラが、テレーズがキャロルに傾倒していくさまを繊細に演じている。また、キャロルが「まだやり直せる」と話す夫に「終わりよ」と言い放つ様子や、テレーズが唇を震わせて涙をこぼす姿など、シリアスなシーンも盛り込まれている。
終盤には、寄り添った2人のカットと共に「心に従って生きなければ人生は無意味よ」という作品を象徴するようなセリフが挿入され、見つめ合う2人のシーンで幕を閉じる。ジョー・スタッフォードが歌う「No Other Love」が、2人の切ないドラマを引き立たせている。また、予告編にあわせてポスタービジュアルも公開。こちらは切ない印象の予告編とは異なり、主演2人の笑顔が印象的な仕上がりになっている。
「キャロル」は、「エデンより彼方に」(2002)や、ブランシェットが第64回ベネチア国際映画祭で最優秀女優賞に輝いた「アイム・ノット・ゼア」(07)のトッド・ヘインズ監督がメガホン。2016年2月11日から全国公開。