新海誠監督最新作は「君の名は。」！神木隆之介＆上白石萌音が声優に

「雲のむこう、約束の場所」「秒速5センチメートル」「言の葉の庭」などで知られる新海監督にとって3年ぶりとなる新作は、夢で見た少年と少女が経験する恋と奇跡の物語。山深い田舎町で暮らす女子高生の宮水三葉はある日、東京で暮らす男の子になる夢を見る。一方、東京で暮らす男子高校生の立花瀧も、行ったこともない山奥の町で暮らす女の子になる奇妙な夢を見た。「まだ会ったことのない君を、探している」というキャッチコピーのもと、出会うことのない2人の出会い、少女と少年の奇跡の物語を圧倒的なスケールで描く。

東宝の川村プロデューサーは、「約14年間ラブコールをおくって、ようやく東宝の配給作品で長編を製作できる。夏のど真ん中に公開できることに興奮している」と満面の笑み。新海監督も、「自主製作で作り始めてきたなかで、『言の葉の庭』の公開は大変楽しい経験でした。映画興行というものがこれほど楽しいものならば、もっと大きな舞台でやらせて頂きたいと思った」と胸のうちを明かす。

「新海誠作品史上最高傑作になる」と川口プロデューサーが話す通り、キャラクターデザインを田中将賀（「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」、作画監督を安藤雅司（「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」）が手がけるなど、日本最高峰のスタッフが結集。川村プロデューサーは、「東宝の夏のアニメといえば、宮崎駿監督をはじめ細田守監督ら名だたる方々の作品。2016年は、新海監督の『君の名は。』を最大規模で押し出していきたいと思う」とアピールした。

また主人公・瀧を神木、ヒロイン・三葉をオーディションで勝ち取った上白石が演じる。新海監督作の大ファンだという神木は、「空の色がすごく美しくて、別の世界へ入り込ませてくれるような色使い。そして人間の絶妙な心の動きを表現されていらっしゃる」と心酔しきっている様子。上白石も、「オーディション前に台本を読ませて頂いて、一瞬で大好きになりました。三葉を演じられたらどんなに幸せだろうと思っていただけに、今でも夢みたい」と笑顔をはじけさせた。

「君の名は。」は、2016年8月に全国で公開。