堤幸彦監督、「天空の蜂」は「棺おけに持っていける作品」と十分な手ごたえ
2015年10月13日 15:40
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[映画.com ニュース] 原発テロを題材にした東野圭吾氏の小説を映画化した「天空の蜂」のティーチイン付き上映会が10月12日、東京・新宿ピカデリーで行われ、堤幸彦監督と若き航空自衛隊員を熱演した永瀬匡が出席した。
今作の舞台は、1995年。何者かに遠隔操作で乗っ取られた最新鋭の超巨大ヘリコプター“ビッグB”が、福井県の原子力発電所「新陽」の真上に制止するという事件が発生する。犯人は「天空の蜂」と名乗り、“全国すべての原発の破棄”を要求。従わなければ、大量の爆発物を搭載したビッグBを原子炉に墜落させると宣言する。一方、息子の高彦(田口翔大)がビッグBの中にいると知ったヘリの開発者・湯原(江口洋介)は、ビッグBの燃料が切れるまで残り8時間と迫るなか、原発の設計士・三島(本木雅弘)らと共に墜落を阻止しようとする。
原作が発表されたのは95年だが、堤監督は「映画のいち企画ではありますが、たくさんあるなかのひとつとは言いがたいくらい、重くて、気高いものだと思います」と東日本大震災を経た20年後の今、映画化することの意義を語る。「僕たちが何かを批評する時はイメージで話し合うことが多いんですが、東野先生はイメージではなく、科学的に分析して、批評しているのに驚きましたね」とエンジニア経験を持つ東野氏の手腕を称賛。その上で、「この映画は何より、お金を払って見てくださる方に徹底して楽しんでいただけるように作ったつもりです。自分の人生のなかで誇りに思える、棺おけに持っていける作品になりました」とエンターテイナーとしてのプライドと作品への自信をのぞかせた。
高彦の救出作戦に参加する上条に扮し、体当たりのアクションにも挑戦した永瀬もまた「この作品に携わって、色々と考えさせられました」と心境の変化を語る。「僕は何かに思い切って挑む人が、とても魅力的だと感じる人間なので、この作品にも絶対出たいと強く思いました」と役への愛着を明かしたほか、観客からのリクエストに応じ、秦基博が担当した主題歌「Q & A」を歌うひとコマも見られた。
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