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迫りくる破産の危機…「アメリカン・ドリーマー 理想の代償」緊迫の予告編が完成

2015年8月16日 21:00

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期待の実力派監督が描く社会派ドラマ 「アメリカン・ドリーマー 理想の代償」
期待の実力派監督が描く社会派ドラマ 「アメリカン・ドリーマー 理想の代償」
(C)2014 PM/IN Finance.LLC.

[映画.com ニュース] ハリウッドの次世代を担う旗手として期待される、J・C・チャンダー監督の最新作「アメリカン・ドリーマー 理想の代償」の予告編が完成した。

初監督作「マージン・コール」がアカデミー賞脚本賞にノミネートされ、続く2作目の「オール・イズ・ロスト 最後の手紙」も高い評価を受けたチャンダー監督による、社会派ヒューマンドラマ。ビジネスの現場で経営者を襲う危機を息もつかせぬ緊迫感で描き、今作もまたゴールデングローブ賞ほか多数の映画賞で話題になった。

物語の舞台は1981年のニューヨーク。オイルビジネスでアメリカンドリームをかなえようとする実直な移民の青年実業家アベルは、成功の一歩手前で奈落の底に突き落とされ、必死に這い上がろうとする。

予告編は、冒頭の妻アナのセリフから、物語の中心となるアベルの性格が「高潔な人間」であることがうかがえる。そんなアベルが、事業拡大のために土地の購入を計画し、手付金として全財産を支払う。30日以内に残金を渡さなければ手付金は返ってこない、まさに人生を賭けた取引だったが、その直後、積荷のオイルが強奪され、脱税の嫌疑がかけられるなど、次々とトラブルが舞い込んでくる。

悪い噂が広まったことで銀行からは融資を断られ、信頼していた妻アナとの間にも亀裂が入ってしまったアベルが、刻一刻と迫る期限の中でトラブルを解決するため孤立無援で奔走する姿が描かれていく。

主人公アベルを、「インサイド・ルーウィン・ディヴィス 名もなき男の歌」で注目され、「スター・ウォーズ フォースの覚醒」にも出演するオスカー・アイザックが演じ、妻アナには、「ヘルプ 心がつなぐストーリー」「ゼロ・ダーク・サーティ」でアカデミー賞に2度ノミネートされている実力派ジェシカ・チャステインが扮している。

チャンダー監督は今作について、「僕の人生だって白黒はっきりした選択なんて、今まで一度もなかった。いつだってグレーだったんだ。そういうグレーな領域にこそ、人間を描き出すヒューマンストーリーは見つかるものだ。今回もそこを描いたつもりだ」と語っている。10月1日公開。

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