細田守監督「バケモノの子」出航!興収70億見込める絶好の滑り出し
2015年7月11日 13:32

[映画.com ニュース]日本を代表するアニメーション作家・細田守監督の最新作「バケモノの子」が7月11日、全国458スクリーンで公開された。細田監督は、声優を務めた役所広司、宮崎あおい、染谷将太、広瀬すず、大泉洋とともに、東京・TOHOシネマズスカラ座での舞台挨拶に立った。
今年の夏休み興行はこの後、7月18日に「インサイド・ヘッド」と「HERO」、8月1日に「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」、同5日に「ジュラシック・ワールド」、同7日に「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」が公開されるなど、大作・話題作ぞろい。そんな中にあって、前作「おおかみこどもの雨と雪」が興行収入42億2000万円の大ヒットを記録した細田監督の約3年ぶりとなる新作は注目度も高く、東宝配給作品としては最大級のスクリーン数で勝負に打って出た。配給の東宝によれば、午後3時段階で「おおかみこどもの雨と雪」対比で162%。興収70億円を見込める絶好の滑り出しを切ったという。
満員の客席を見渡した細田監督は、「たくさんの方に足を運んでいただき幸せです。皆さまのお顔を見て、今まで長いあいだ製作してきたことが報われた気がします。スタッフ、キャストに恵まれた作品だと実感している」と話し、深々と頭を下げた。主人公の熊徹に息吹を注ぎ込んだ役所も、「細田監督、素晴らしい俳優さん、ここにはいない素晴らしい声優さんたちと仕事ができて幸せに思います。たくさんの家族の人たち、友人、愛人、いろんな人に楽しんでいただきたい」とアピールに努めた。
映画は、東京・渋谷の街と、バケモノたちが住む「渋天街」を交錯させながら、バケモノと少年の師弟関係や親子の絆を描く。大泉は、義母と今作について話した時のことを振り返り「ストーリーをかいつまんで話していたら、4歳の娘が異様に食いついてきて…。これは大人でも子どもでも食いつく黄金のストーリーなんだなと思った」という。だが、「娘はタイトルを間違えて覚えてしまって、『オバケの子』が見たいってしきりに言うんですよ」とこぼし、場内の笑いを誘っていた。
声優初挑戦となった広瀬は、「3年間お仕事をさせて頂いてきて、一番緊張しました。マイクの前に立ったら冷や汗が出て、声もガタガタでした」と述懐。それでも、細田監督は「1テイク目からどうしてこんなに出来るんだろう? とビックリした。先日、(声優として出演する)リリー(・フランキー)さんと飲んだとき、『広瀬すずは天才だ』という話題で1時間40分くらい盛り上がった」と明かしていた。
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