宮沢りえ、すべてを包み込む母性あふれる女性に 主演最新作で杉咲花と母娘役
2015年6月10日 06:00

[映画.com ニュース] 「紙の月」で第27回東京国際映画祭の最優秀女優賞、第38回日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞を受賞するなど、国内の賞レースを席巻した宮沢りえが、新鋭・中野量太監督の商業映画デビュー作「湯を沸かすほどの熱い愛」に主演することがわかった。
宮沢が同作で演じるのは、優しさと強さを併せ持ち、会う人すべてを包みこむ母性にあふれた女性・双葉。ある日、突然の余命宣告を受けてしまう双葉だが、絶対にやっておくべきことが4つあった。それは、失踪した夫を連れ帰り休業していた家業の銭湯を再開させること、気が優しすぎる娘を独り立ちさせること、娘をある人に合わせること。そして4つ目は、家族も知らない双葉だけの秘密だった。
2012年に発表した自主制作映画「チチを撮りに」がベネチア国際映画祭ジェネレーション部門に出品されるなど、国内外で高い評価を受けた中野監督のオリジナル作品。中野監督は、「『生』を描きたいから『死』を描きます。人は一人じゃ生きていけないと思うから『家族』を描きます。誰もが感じ得るテーマを、独自の視点と感性で、唯一無二の映画にしたいと思っています」と作品に込めた思いを吐露。宮沢も「中野監督の思いのこもった脚本に私の心も沸かされました」と出演を決めた理由を語っている。
宮沢演じる「お母ちゃん」の双葉に愛され、弱い自分に向き合い、病に侵された母を支えていく娘の安澄に扮するのは、「トイレのピエタ」「愛を積むひと」「劇場版MOZU」など出演作が相次ぐ注目の若手女優・杉咲花だ。
宮沢と杉咲は「トイレのピエタ」でも共演しているが、今回はより距離の近い母娘役。杉咲は「脚本を読みながら、“お母ちゃん”のセリフがどんどん、りえさんの声として体に響いてきました。素敵なお母ちゃんの娘になることができて、光栄に思います」とコメントしている。
撮影は6月7日にクランクイン。宮沢は「素敵な共演者の方々と、この作品に携われる喜びをガソリンにし、タイトルに負けないくらい燃え尽きたいと思います」と意気込んでいる。2016年秋公開予定。
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