ニューヨーク映画批評家協会賞発表
2014年12月2日 13:13
[映画.com ニュース] 第80回ニューヨーク映画批評家協会賞が12月1日(現地時間)発表され、リチャード・リンクレイター監督の「6才のボクが、大人になるまで。」が作品賞を受賞した。
「6才のボクが、大人になるまで。」は、主人公メイソンの6歳から18歳までの成長と家族の軌跡を12年かけて撮影したドラマで、メイソン役を演じるエラー・コルトレーンをはじめ、母親役のパトリシア・アークエット、父親役のイーサン・ホーク、姉役のローレライ・リンクレイターの4人が同じ役を演じ続けて完成した。同作は作品賞のほかに、監督賞、助演女優賞の最多3部門を受賞した。
また、マイク・リー監督「ミスター・ターナー(原題)」で、19世紀イギリスを代表する風景画家ターナーを演じたティモシー・スポールが主演男優賞を受賞。ジェームズ・グレイ監督「エヴァの告白」でポーランドからアメリカへ渡った移民女性を、ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟監督「Two Days, One Night(原題)」で失職の危機に立ち向かうベルギー人女性を演じたマリオン・コティヤールが、主演女優賞を受賞した。
第80回ニューヨーク映画批評家協会賞の受賞結果は、以下の通り。
監督賞 リチャード・リンクレイター「6才のボクが、大人になるまで。」
主演男優賞 ティモシー・スポール「ミスター・ターナー(原題)」
主演女優賞 マリオン・コティヤール「エヴァの告白」「Two Days, One Night(原題)」
助演男優賞 J・K・シモンズ「ウィップラッシュ(原題)」
助演女優賞 パトリシア・アークエット「6才のボクが、大人になるまで。」
脚本賞 ウェス・アンダーソン「グランド・ブダペスト・ホテル」
撮影賞 ダリウス・コンジ「エヴァの告白」
アニメ映画賞 「LEGO(R) ムービー」
外国語映画賞 「イーダ」(ポーランド)
初監督作品賞 ジェニファー・ケント「The Babadook(原題)」
ドキュメンタリー賞 「Citizenfour(原題)」
特別賞 エイドリアン・マンシア
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