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第15回東京フィルメックスのラインナップが発表 ギタイ、マフマルバフ、ミンリャンら巨匠の話題作がズラリ

2014年10月15日 17:45

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アジアの新しい才能を発掘・特集する映画祭
アジアの新しい才能を発掘・特集する映画祭

[映画.com ニュース] 今年で第15周年を迎える「東京フィルメックス」のラインナップ発表会が10月15日、東京・青山のカナダ大使館で行われ、映画祭ディレクターの林加奈子氏と同プログラムディレクターの市山尚三氏をはじめ、映画祭に参加する塚本晋也監督、廣木隆一監督、篠崎誠監督、高橋泉監督が会見した。

アジアの新しい才能を発掘・特集し、映画ファンから厚い信頼を集めてきた映画祭。「社会の闇、時代の闇、心の闇を掘り下げた濃厚で深い映画ばかり」と林氏が太鼓判を押すコンペティション部門には、イスラエル映画「彼女のそばで」(アサフ・コルマン監督)、フィリピン映画「クロコダイル」(フランシス・セイビヤー・パション監督)、韓国映画「扉の少女」(チャン・ジュリ監督)など、全9本のうち長編デビュー作が5本とフレッシュな才能が集結。審査委員長に「罪の手ざわり」で前回のオープニングを飾ったジャ・ジャンクー監督を迎えるほか、日本を代表する撮影監督の柳島克己、台湾の映画評論家チャン・ヤンらが審査員を務める。

葛とうを抱えた若者たちの交流を描いた意欲作「ダリー・マルサン」でコンペティション部門に選出された高橋監督は、「拾ってくれる映画祭があってすごく幸せ。お小遣いで作っているけれど、エネルギーは他のコンペ作品に負けないと思う」と胸を張った。

オープニングを飾る「野火」の塚本監督は、「戦争映画だけど思想や政治的なことを訴える作品ではない。映画は芸術でなければいけないというのが僕の考え。一方で、戦争に行った方々が亡くなっていき、70年戦争しないようにしてきた日本が急速に戦争へと傾いていくことに恐ろしさ、怖さも感じている」と心境を語った。

特別招待作品には、鬼才アモス・ギタイの最新作「ツィリ」、亡命を続けるイランの巨匠モフセン・マフマルバフが全編グルジアで撮影した「プレジデント」、前作「郊遊 ピクニック」発表時に引退宣言をしたツァイ・ミンリャン監督の最新作「西遊」などの話題作がそろう。東京・新宿の歌舞伎町を舞台に、ワケアリ男女が織りなす人間模様を描いた「さよなら歌舞伎町」が招待された廣木監督は、「僕の作品が一番ラフで、涙あり笑いあり裸あり。どんな反応があるか楽しみ」と期待。篠崎監督は、3.11以降の人々の心理に迫った「Sharing」で14年ぶりの映画祭参加となり、「いささか緊張してるけれど楽しみ」と武者震いだった。

特集上映「1960 破壊と創造のとき」では、“松竹ヌーベルバーグ”の言葉を生んだ大島渚監督の伝説的作品「青春残酷物語」、高橋治監督作「彼女だけが知っている」など、1960年という激動の時代を映し出した傑作選を上映。さらに、クロージングを飾る「マップ・トゥ・ザ・スターズ」のデビッド・クローネンバーグ監督も特集し、鮮烈なデビュー作「ステレオ/均衡の遺失」などを通じ、鬼才の軌跡をたどる。

第15回東京フィルメックスは、有楽町朝日ホールほかにて11月22~30日まで開催される。

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