東京国際映画祭、新設の「CROSSCUT ASIA」部門でタイ映画8作品を特集
2014年10月10日 09:00

[映画.com ニュース] 10月23日から開幕する第27回東京国際映画祭に、国際交流基金(ジャパンファウンデーション)アジアセンターとのコラボレーションで、アジア映画を特集上映する「CROSSCUT ASIA」部門が設立された。第1弾となる今年はタイ映画を特集し、ホラーや学園、歴史ドラマなど、バラエティに富んだ最新のタイ映画8作品を上映する。
国際交流基金は、海外との文化芸術・知的交流などを主な活動目的とした独立行政法人。東京国際映画祭とコラボレーションした「CROSSCUT ASIA」は、アジアの国、監督、俳優、テーマなどに焦点を当て、アジア映画の特集を行うもの。初年度となる今年は「CROSSCUT ASIA #01 魅惑のタイ」と題し、近年、活躍目覚ましいタイ映画を上映。ハリウッドでもリメイクされた「心霊写真」などホラー作品で知られるタイ映画だが、今回の特集では、ホラーに留まらず、ラブストーリー、ドラマ、ドキュメンタリーなど、幅広いジャンルをラインナップしている。
上映作品は、タイの稲作文化を捉えたドキュメンタリー「稲の歌」(監督:ウルポン・ラクササド)、山間の小さな小学校に赴任した青年教師が、前任の女性教師と日記を通じて交流していく「先生の日記」(監督:ニティワット・タラトーン)、日本の佐賀県でもロケ撮影が行われたハートフルストーリー「タイムライン」(監督:ノンスィー・ニミブット)、「ブンミおじさんの森」のアピチャッポン・ウィーラセタクンが製作を担当した「コンクリートの雲」(監督:リー・チャータメーティクン)、新鋭監督3人がリレー形式で物語を紡ぐオムニバスホラー「ラスト・サマー」(監督:キッティタット・タンシリキット、シッティシリ・モンコンシリ、サランユー・ジラーラック)、太平洋戦争時の日本人軍人と現地女性のロマンスを描き、同一原作4度目の映画化となるタイの国民的物語「メナムの残照」(監督:キッティコーン・リアウシリクン)、伝統舞踏に挑むことになった今時の男子高校生たちを描く「タン・ウォン 願掛けのダンス」(監督:コンデート・ジャトゥランラッサミー)、ワンシーンワンショットで撮影した36の場面で、映画制作スタッフの男女の恋の行方を追う「36のシーン」(監督:ナワポン・タムロンラタナリット)の8作品となっている。
上映会場では、今年のコンペティション部門出品作「紙の月」の原作者・角田光代氏によるエッセイや、タイ映画にも出演経験のある俳優・浅野忠信のインタビュー、アピチャッポン監督と石坂健治プログラミングディレクターの対談などが収録された「CROSSCUT ASIA #01 魅惑のタイ」特集パンフレットが無料配布される。
第27回東京国際映画祭はTOHOシネマズ六本木ヒルズ、TOHOシネマズ日本橋、歌舞伎座を開場に、10月23~31日開催。
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