第64回ベルリン映画祭2冠達成の「薄氷の殺人」、1月10日公開決定
2014年9月30日 09:10

[映画.com ニュース]今年度の第64回ベルリン映画祭で金熊賞(グランプリ)と銀熊賞(主演男優賞)を受賞した「Black Coal, Thin Ice(英題)」が、「薄氷の殺人」の邦題で2015年1月10日に封切られることが決定し、あわせてティザービジュアルが公開された。
中国・華北地方の15カ所の石炭工場で、切り刻まれた男性の肉片が発見された。刑事ジャン(リャオ・ファン)の捜査により事件は解決するかに思われたが、容疑者が逮捕時に射殺されたため真相は闇に葬られた。それから5年後、ジャンはしがない警備員に身をやつしていたが、似たような手口の猟奇殺人事件が発生したことを知り、独自の調査に乗り出す。そして、被害者たちのいずれもウー(グイ・ルンメイ)という未亡人と親密だった共通点を見つけ出し、ジャンは自身の心が奪われていくことも知らずに、ウーに近づいていく。
本作は、ウェス・アンダーソン監督作品「グランド・ブダペスト・ホテル」(審査員特別賞)、リチャード・リンクレイター監督作品「6才のボクが、大人になるまで。」(監督賞)といった並み居るライバルを抑え2冠に輝く快挙を達成した。メガホンをとったのは、本作が長編3作目となる中国の新鋭、ディアオ・イーナン。中国人俳優初となる主演男優賞の偉業を成し遂げたファンが主役の元刑事・ジャンを演じ、「藍色夏恋」でデビューして以来、台湾で絶大な人気を誇るルンメイが事件の鍵を握る女・ウーに扮している。
ティザービジュアルは、スケート靴を履き、割れかけた氷の上に立つ男女の影をとらえている。「この手を放さなければよかった――」という意味深長なコピーが存在感を放ち、ジャンとウーの行く末、事件のてん末への想像をかきたてる仕上がりとなっている。
「薄氷の殺人」は、15年1月10日から東京・新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開。
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