杉野希妃が性愛と生死を見つめた「欲動」釜山映画祭出品&今秋公開決定
2014年9月3日 13:00

[映画.com ニュース] 女優、監督、プロデューサーと幅広く活躍する杉野希妃がメガホンをとった「欲動」が、第19回釜山国際映画祭(10月2~11日開催)アジアの窓部門に正式出品されることがわかった。あわせて、今秋に劇場公開されることも決定した。
杉野は、「歓待」「ほとりの朔子」などでプロデュースを手がけているほか、「マンガ肉と僕」(2015年公開)で長編監督デビュー。国内外で活動し、“アジアインディーズのミューズ”と称されている。今回の出品決定に「9年前、自分のデビュー作(「まぶしい一日」)が初上映された釜山国際映画祭に、監督として参加できるなんて光栄です」と感激のコメントを寄せている。
バリ島を舞台にした本作は、切なくも美しいベッドシーンを織り交ぜながら、男女の性愛と人間の生死を繊細なタッチで描き出す。三津谷葉子が病に苦しむ夫を持つヒロインを体当たりで熱演し、斎藤工が不治の病に侵された夫役に挑戦。杉野は「撮影中はハプニングの連続でしたが、どんな状況でも主演のお二人は落ち着き、素晴らしい演技を見せてくれました。三津谷さん、斎藤さんの生身の魅力が存分に詰まった作品になりました」とアピール。
第25回東京国際映画祭「アジアの風」部門で上映された「動物園からのポストカード」の製作陣を筆頭に、多くのインドネシア人スタッフが参加。「彼らの笑顔や柔軟性にどんなに助けられたことか! 沢山の奇跡を目にしました」と振り返り、「映画の内容においても、制作過程においても、言語や人種や性別を超えて人が繋がっていく、純粋なアジア映画になった」と自信をのぞかせている。
なお、釜山国際映画祭には、「欲動」のほか染谷将太と前田敦子が共演した「さよなら歌舞伎町」(廣木隆一監督)、浅野忠信と二階堂ふみが主演した「私の男」(熊切和嘉監督)も出品される。
「欲動」は、今秋に全国で公開。
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