ほとりの朔子
劇場公開日 2014年1月18日
解説
「ヒミズ」「地獄でなぜ悪い」の若手演技派・二階堂ふみが主演する青春映画。監督は、第23回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門作品賞を受賞した「歓待」(2010)で注目を集める深田晃司。大学受験の浪人中、叔母の海希江から誘われて海と山のほとりの避暑地を訪れた朔子は、そこで海希江の幼なじみの兎吉と、その甥で福島から避難してきている同年代の孝史と出会う。朔子と孝史は何度か会ううちに次第にひかれあっていくが……。海と山のほとり、そして大人と子どものほとりで揺れ動く18歳の朔子の淡い恋心を描く。フランスのナント三大陸映画祭で最高賞の「金の気球賞」と「若い審査員賞」をダブル受賞。
2013年製作/125分/日本・アメリカ合作
配給:和エンタテインメント
オフィシャルサイト スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る
2021年6月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
自分のことは意外と自分が分かってない。他人だから分かることもある。
ほとりから温かく見守ってくれる、そんな優しい映画。
まだ売れる前の仲野太賀の芝居が見られるのも貴重な作品だ。
※Thanks Theaterにて鑑賞
観た人に何かを残す映画だが、それが何かを言葉に出来ない。
だから撮った一本。なのだろう。
トトロが下敷きになっていることは確か。
実在するだろう中年の美人を演じる鶴田真由の功績が案外大きい。
支持。
ネタバレ! クリックして本文を読む
特に何も起こらないひと夏の話ですが、古舘寛治さんが面白い。娘(杉野希妃)の誕生日会に太賀以外全員集合します。古舘さんと鶴田真由さん、杉野希妃さん、大学の先生の掛け合いのシーンが一番リアリティがあってアドリブかと思うくらい面白かった。そのシーンは主役の二階堂ふみは笑ってるだけで絡んでないのも新鮮でした。
2018年12月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ヨーロッパ旅行に行くという伯母水帆の家に遊びに行き、叔母海希江(鶴田真由)とともにそのまま2週間過ごすことになった朔子(二階堂ふみ)。伯母水帆に惚れていてアッシー君を務めているという兎吉(古館寛治)が水帆を空港まで送ってゆく。
兎吉の娘辰子(杉野希妃)とも再会し、兎吉の甥である孝史(太賀)とも知り合う。なんやかんやで親族の説明みたいな序盤(覚えきれない)が過ぎ、朔子と孝史のラブストーリーかと思えば、そうでもなく、周りの恋愛関係の日常みたいな作品。兎吉の仕事はビジネスホテルを装ったラブホテルの支配人。高校生の孝史もそこでバイトしている。チンピラあがりの父親が嫌いで一人暮らしをしている女子大生辰子も不思議な存在。
それでも福島原発反対という裏テーマがあり、孝史はまさに福島からの避難民であるような立場だ。不登校の孝史に対して同級生の女の子が接近してくるものの、デートの誘いではなくて反原発集会の発言者として誘っただけみたいなエピソードも。
二階堂ふみが気に入らなければ面白くないかもしれない。
すべての映画レビューを見る(全30件)