アカデミー賞請負人コンサルタント、ワインスタインから別離
2014年7月6日 09:15

[映画.com ニュース] 数々のアカデミー賞受賞に貢献してきたコンサルタントが、ワインスタイン兄弟と袂(たもと)を分かったと、ハリウッド・レポーター紙が報じた。
アカデミー賞請負人として知られるリサ・トバックは、1994年からワインスタイン兄弟がトップを務めるミラマックスでコンサルタントとして活動をスタート。「恋におちたシェイクスピア」や「シカゴ」などのアカデミー賞受賞に貢献した。99年に独立後も、後身のワインスタイン・カンパニーとコンサルティング契約を結び、「英国王のスピーチ」や「アーティスト」に受賞を呼び込んだ実績がある。
しかし、最近になってワインスタイン・カンパニーはトバックとの関係を解消。理由は、今年のアカデミー賞キャンペーンで、トバックがライバルであるウォルト・ディズニーの「ウォルト・ディズニーの約束」のコンサルティング業務を兼務していたことが発覚したため。トバックはワインスタイン・カンパニーと半独占契約を結んでおり、同社の作品と重複しない作品に限り、他社のコンサルト業務を許されていた。しかし、「ウォルト・ディズニーの約束」は明確な契約違反であるとして、ワインスタイン兄弟の逆鱗に触れたようだ。
アカデミー賞対策のノウハウを持つトバックは引く手あまたで、現在はパラマウントおよびドリームワークス・アニメーションと契約交渉を行っているという。

「ウォルト・ディズニーの約束」
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