村上龍原作、三池崇史監督のホラー「オーディション」がハリウッドリメイク
2014年6月30日 13:35
[映画.com ニュース] 村上龍原作、三池崇史監督のサイコホラー「AUDITION オーディション」(2000)が、ハリウッドでリメイクされることになった。
「AUDITION オーディション」は、妻を亡くし、男手ひとつでひとり息子を育ててきたビデオ制作会社社長の中年男が、偽の女優オーディションで再婚相手を見つけようとして遭遇する恐怖を描く。三池監督版では、石橋凌と椎名英姫が主演し、國村隼、石橋蓮司らが共演した。
米Deadlineによれば、ハリウッド版は「氷の微笑」「ランボー」「ターミネーター」シリーズなどの製作総指揮を務めたマリオ・カサールがプロデュース。村上の原作をもとに、オーストラリア出身のリチャード・グレイが脚色・監督にあたる。舞台はアメリカで、登場人物もアメリカ人に変更されるが、大筋は原作に忠実な内容だという。キャストは未定だが、今秋のクランクインを予定している。
ちなみに、三池監督の「AUDITION オーディション」は、2009年に米エンターテインメント・ウィークリー誌の評論家オーウェン・グレイバーマンが、89年以降に製作されたホラー映画のなかからベスト20を選んだ際に第1位に選ばれたほか、07年の米タイム誌選出の「ホラー映画トップ25」に邦画として唯一ランクインするなど、海外での評価が非常に高いことでも知られている。