「her」映像でホアキン・フェニックスが紡ぐ愛にあふれた手紙公開
2014年6月27日 17:30
[映画.com ニュース] スパイク・ジョーンズ監督が人間と人工知能の恋愛を描き、第86回アカデミー賞脚本賞を受賞した新作「her 世界でひとつの彼女」の本編映像の一部を入手した。
「かいじゅうたちのいるところ」以来、約4年ぶりとなるジョーンズ監督の長編作品。近未来の米ロサンゼルスを舞台に、妻との離婚で心に傷を負った男セオドアが、携帯電話の人工知能OS「サマンサ」の魅力的な声に恋をする。ホアキン・フェニックスがセオドアを演じ、スカーレット・ヨハンソンがサマンサの声を担当した。
フェニックス扮するセオドアは、言葉に反応するパソコンを利用した手紙の代筆ライターを生業としている。今回公開された映像では、セオドアが恋人との幸せな時間を願う女性の思いを手紙にしたためている。
「毎日家に帰ったら話してくれる? おしゃべりな同僚のことやシャツについたシミのこと。朝起きた時に思いついて忘れていたこと。おかしな人のことを話して笑い合いたい。もし夜遅く帰って私が寝ていても、考えたことを耳元でささやいて。あなたの物の見方が好き。あなたの目を通して世界が見られて幸せよ」と愛にあふれた言葉が紡がれていく。心温まる内容から、ジョーンズ監督がつくり上げた美しいラブストーリーを垣間見ることができる。
「her 世界でひとつの彼女」は、6月28日から全国で公開。