松尾スズキ監督「ジヌよさらば」撮了!10年ぶりタッグの松田龍平も手ごたえ
2014年6月11日 20:30

[映画.com ニュース] 松尾スズキ監督、松田龍平が「恋の門」以来約10年ぶりにタッグを組んだ「ジヌよさらば かむろば村へ」がこのほど、クランクアップを迎えた。主演の松田は、久々の松尾組への参加に「撮影が終わって今振り返ってみると、10年前よりも客観的な視点を持って現場にいられたかなという気がしています」と手ごたえ。松尾監督も「すごく濃いメンツに集まってもらい、今までにない演技をしてもらいました。完成を楽しみに待っていてください」と自信をのぞかせている。
松尾監督が「クワイエットルームにようこそ」以来、約7年ぶりにメガホンをとり、いがらしみきお氏の人気漫画「かむろば村へ」を実写映画化。金銭アレルギーになり銀行を退職した高見武晴が、金銭を一切使用しない暮らしを求めて移住した東北の寒村で、曲者ぞろいの村人たちと出会う。松田をはじめ阿部サダヲ、松たか子、二階堂ふみ、西田敏行ら豪華俳優陣が結集した。
5月7日に福島・河沼郡柳津町でクランクインし、約1カ月におよぶロケを敢行。6月4日に都内で撮了となった。松田は、主人公・武晴に挑み「台本に書かれていないことが、演出として次々と松尾さんから出てくるので、どのシーンも刺激的で楽しく、それゆえ不安もありました」と吐露しながらも、「頑なにお金を使わない武晴を、周りの一風変わった人たちが、なんとかして助けようとする、いい話になっているのではないか」とアピールした。
世話好きな与三郎村長を演じた阿部は、「撮影は朝早い日が多かったのですが、時間の流れが良くて、とてもいい過ごし方ができました。松尾さんとは長編映画で組むのは初めてでしたが、映画でも舞台でも演出の仕方は変わらないので、安心して挑めました」と述懐。与三郎の美人妻・亜希子役の松は、柳津での撮影に充実感をにじませ「松尾監督らしいアクセントのある演出や要望に、求めて下さることがうれしくもあり、毎日『今日はどんなことを言われるのかな?』とワクワクドキドキしていました」と語った。
あわせて新キャストが発表され、片桐はいり(スーパーあまの店員のいそ子)、中村優子(温泉旅館の女将)、オクイシュージ(旅館の板前)、モロ師岡(田植えを教えるみょんつぁん)、村杉蝉之介(助役)、伊勢志摩(助役の妻)、荒川良々(チンピラ)、皆川猿時(隣町の議員)が出演することがわかった。松尾監督は、ヤクザの多治見役として劇中に登場する。
「ジヌよさらば かむろば村へ」は、来春公開予定。
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