杉野希妃、世界中の映画人が結集する短編企画「ショートプレイ」で監督&主演
2014年4月1日 05:00

[映画.com ニュース] 「アジア・インディーズのミューズ」と称され、第43回ロッテルダム国際映画祭コンペティション部門「タイガーアワード」の審査員を務めた女優でプロデューサーの杉野希妃が、メキシコのダニエル・グルーバー監督が企画した短編プロジェクト「ショートプレイ」に参加していることがわかった。
「ショートプレイ」は、世界各国の著名な映画監督が結集し、31本の短編映画を制作するプロジェクト。完成した映像は、ブラジルワールドカップ期間中にテレビなどで放送される予定。作品の時間が3~5分であること、サッカーのプレイをたとえたストーリーであることなど、いくつかの制約はあるが、内容については基本的に監督に自由が与えられるという。杉野は日本編「少年の夢」の監督・脚本・主演、ヤン・イクチュン監督が手がける韓国編「補欠」のプロデューサーを担当した。
全編にわたり鎌倉で撮影された「少年の夢」は、日本ならではの風情と陰影の美しさを追求したモノクロ作品。寺の跡継ぎである少年が境内で居眠りをしていると、喪服の女の出会う夢を見る。幼少期に亡くした母なのか、憧れの女性なのか分からないまま、少年はその女を追いかける……。撮影を終えた杉野は「このプロジェクトは、『世界をつなげる』という映画とサッカーワールドカップの共通理念を重ね合わせたものです。文化、スポーツ、それぞれの分野の意義が相乗効果で広がっていくことを願っています。『少年の夢』では、主人公ふたりの関係性と感情の変化をセリフなしのモノクロ映像で表現しました」とコメントを寄せている。
プロデューサーとして参加した、ヤン・イクチュン監督作「補欠」は、「全国のど自慢」のメガホンをとり俳優でもあるイ・ジョンピルが主演した。サッカーの試合を不安げに眺めているひとりの補欠選手の話。彼はバスケットボール選手だったが、転校してきた学校にはバスケットボール部がなく、やむをえずサッカー部に入部したというストーリーで、コメディタッチのパワフルな作品だ。
また今プロジェクトには、「ブンミおじさんの森」が第63回カンヌ映画祭パルムドールを受賞したアピチャッポン・ウィーラセタクン監督、「アレックス」のギャスパー・ノエ監督、「ブラウン・バニー」のビンセント・ギャロ監督が参加。さらに、カルロス・レイガダス監督、ナビエ・アユチ監督、アマト・エスカランテ監督、フェルナンド・エインビッケ監督ら、そうそうたる面々が様々な視点で、サッカーと人生のつながりを浮き彫りにしていく。
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