夏帆主演作「パズル」予告編で狂気に満ちた世界観が明らかに
2014年1月31日 23:05
[映画.com ニュース] 女優・夏帆の主演で、人気作家・山田悠介氏のベストセラー小説を実写映画化する「パズル」の予告編がこのほど完成し、夏帆演じる心に深い闇を抱えた少女と、それに激しく共鳴する少年(野村周平)が呼び起こす、狂気に満ちた世界観が公開された。
女子高生・中村が突如、屋上から飛び降りた。その1カ月後、奇怪なマスクの集団が学校を占拠し、妊娠中の女教師が監禁され、理事長と男子生徒らがこつ然と姿を消す。不可解な事件に街中が騒然となるなか、一命を取りとめた中村は同級生・湯浅から託された封筒のなかに、事件の鍵を握るパズルのピースを発見。湯浅の後を追ううち、想像を絶する光景を目撃することになる。
このほど公開された予告編では、花を模した奇怪なマスクの集団による暴挙がショッキングな映像でつづられる。夏帆演じる中村が、血に染まった自分の手を見つめ「温かい」とつぶやくひと幕も。2007年にドラマ化された山田氏の同名小説を、実際の事件を映画化した問題作「先生を流産させる会」で長編デビューを果たした内藤瑛亮監督のメガホンで映画化。物語の軸となる少年・湯浅を野村が演じるほか、高橋和也、大和田獏、八木さおり、佐々木心音、田中隆三らが共演する。
「パズル」(R-15指定)は、3月8日から東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次公開。