唐沢寿明5年ぶり映画主演!日本一のスーツアクター役で「私の原点」に挑む
2014年1月16日 05:00

[映画.com ニュース] 人気俳優・唐沢寿明が、スーツアクターを主人公に据えた大作映画「イン・ザ・ヒーロー」に主演することがわかった。唐沢にとっては「20世紀少年 最終章 ぼくらの旗」以来、実に5年ぶりの映画主演。50歳という節目のタイミングで演じるのは、ブルース・リーを崇拝するスーツアクター界の第一人者・本城渉。デビュー当初、「仮面ライダー」シリーズ、「スーパー戦隊」シリーズなど特撮番組にスーツアクターとして出演していたことがあり、「今回の役は、まさに私の原点のようなものです」と意欲を燃やす。昨年9月からアクションの稽古に励んでおり、2月の撮入に向け準備に余念がない。
東映アクションクラブ出身の唐沢だが、東映作品に主演するのは初めて。長年にわたり世界中の少年たちを夢中にさせてきた“ヒーロー”を生み出すキーパーソンでありながら、意外と本当の姿を知られていないスーツアクター達の姿に迫る企画に、不思議な縁を感じているという。「16歳から4~5年間はスーツアクターの仕事をしていました。ねん挫や骨折など生傷の絶えない生活をしていて、大部屋俳優・衣裳・照明の仕事もしていました。ほとんどスタッフ側にいたようなものなので、アクターの気持ちも、スタッフの気持ちもわかります。日本はアクション映画が少ないので、今回の映画を楽しみにしています」とコメントを寄せた。
トレーニングは過酷を極めているようで、「昔はできて、頭でできると思っている動きをしようとすると最初のうちは体がついてこれなくて、ハムストリングスや太ももを痛めてしまうことがありました」と明かす。さらに、「今回の役はスーツアクターを経験していたことが生かされると思いますが、なぜもっと早く、せめてあと5年早くこの話を持って来てくれなかったんですかね、とは思っています(笑)」と話している。
唐沢が演じる本城は、ブルース・リーを崇拝するという役どころだが「ブルース・リーのモノマネは小4のときにクリアしているので、全く問題ありません(笑)。『燃えよドラゴン』は子どものときに12インチのレコードでずっと聞いていたので、英語のセリフを全て覚えています」と胸を張る。だからこそ「できる限り、スタントマンを使わずに自分で演じたいくらいです。どこまで危険かわかりませんけど(笑)」とクランクインが待ちきれない様子だ。
李鳳宇氏がエグゼクティブプロデューサーを務める今作は、「下落合ヒーローアクションクラブ」社長兼スーツアクターの本城が、数年ぶりに出演機会がめぐってきたヒーロー番組の劇場版の役を奪った人気絶頂の新人俳優との対立や意気投合、突発的な降板劇によるハリウッド大作アクション映画への抜てきなどを通して、アクション映画やヒーロードラマを影で支え続けてきた多くの裏方や俳優達にオマージュを捧げる作品を目指す。
かつての名作「蒲田行進曲」(1982)のように、すべての映画を愛する人々に贈る、映画に命をかける男たちの物語のメガホンをとるのは、「モンゴル野球青春記」の武正晴監督。「夢をかなえるゾウ」が200万部以上を売り上げた水野敬也氏が、李氏と共同で初のオリジナル脚本を手がけている。
「イン・ザ・ヒーロー」は、今秋に全国で公開予定。
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