燃えよドラゴン
劇場公開日 1973年12月22日
解説
香港の伝説的アクションスター、ブルース・リーのハリウッド進出作で、世界中にカンフーブームを巻き起こしリーの代表作となった傑作アクション。香港の裏社会を牛耳るハンは、自身の所有する島で3年ごとに武術トーナメントを開催していた。少林寺で修行する武術の達人リーは、その島で行われている麻薬製造密売の内情を探るためトーナメントに出場するよう秘密情報局に依頼される。かつて妹がハンの手下に殺されたことを家族から聞かされたリーは出場を決意し、島へ乗り込んでいく。
1973年製作/香港・アメリカ合作
原題:Enter the Dragon
配給:ワーナー・ブラザース映画
スタッフ・キャスト
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2022年6月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ブルース・リー氏のPV映画。
とはいえ、
アジアに対する評価が、とてつもなく低かった時代に、この男の主演映画を、ハリウッドは作った。
作らざるを得なかったのだろう。それほどまでの男・ブルース・リー氏。
そして、あのテーマソングとともにこの映画は不朽となった。
ブルース・リー氏の奇声すら音楽の一部となってしまっている。計算したのか?したんだろうな。
実際に格闘家でありながら、
映画においては、どのようにすれば、見せ場としてよくなるかを徹底的に研究したと聞く。
正直、映画の筋は二番煎じ。でも、USAに受けるための策だったのだろう。
今見ると、お笑い芸人かと思うほどのワイシャツのカラーも、時代だったのだろうけれど、この人でないと着こなせないよと、ブルース・リー氏という唯一無二の存在感を醸し出してくれる。
(Wikiによると、日本人デザインのブランドとのこと。時代だなあ)
弟子に教えていることと自分がやっていることが違うとか、USA受けするためであろう変な設定や演出?今見ると笑ってしまう場面も。
ケリー氏や他の方の使い方も、もったいない。(サクソン氏は、エフロン・ザック氏かと思うほど似ている。)
場面場面をただつなぎ合わせたようなアラに、ちょっとがっかり。
ブルース・リー氏の役柄としての一貫性・必然性もあまり感じられないし、一人芝居のようなところも惜しい。
Wikiで知ったが、エキストラは素人。脇を固める方々も、チャンピオンとか役者が少ない様子。だから、ブルース・リー氏一人で頑張るしかなかったのか?
だが、そんな点を払しょくして余りある、
ブルース・リー氏のシャイな表情、何考えているんだかわからない風来坊的な表情、おちゃめな表情を見せておいて、闘いの場面では”イッチャッテいる?”ような表情。あの奇声とか、表情とか、ためにためた後に炸裂するカンフー技とか、映画用に、ブルース・リー氏が考えに考え抜いた見せ場だとどこかで読んだ。その演出が最高で、手に汗握る。
あの、気分をあげてくれるテーマミュージックとともに、敵をバッタバッタとなぎ倒す爽快感は中毒になる。
そんな場面と、
ブルース・リー氏の様々な表情が見られるだけで満足。だからPV映画のように見えてしまうが、だからこそ価値のある映画だと思う。
さ・ら・に、
冒頭のスパーリングパートナーはサモハン氏。ぷりっぷりの、金太郎のような様がかわいい。なのに、動きが…。さすがサモハン氏。
地下の乱闘では、エキストラとして三度ジャッキー・チェン氏が瞬発でのされる。あ、でも他のエキストラよりも比較的しっかり絡んでいる。
ユンピョウ氏もエキストラで出ているらしいが、未だ見つけられず…。
という楽しみも。
何もかも、ぶち壊したい破壊願望に駆られたときは、これが一番。
でも、シーンシーンごとにチャプター機能を使って、めでたくなるかな。
リー氏、ごめんなさい。
2022年4月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
中国版007だと思う。アクションはそれほどでもない。やはり、ジャッキー・チェンがあらわれてから、香港は格段に面白くなる。サムハンキンポーが最初に登場するが、このアクションがずっとつつけば、傑作なんだが。ブルース・リーはバク転が出来ない。多分、ジャッキー・チェンも出来ない。出来るサムハンキンポーはやっぱり凄い。
映画はB級 リー師匠は超A級
詠春拳からの截拳道を確立した凄み。
超早技は観る価値ありだぁー
2021年11月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ガバガバな展開(秘密裏に島内を調査しているリーが、その痕跡を全く隠そうとしないところ)や、視野の狭いカメラアングル(リーが多数の敵に囲まれて大立ち回りする場面なのにリーのみを映しているので迫力がない)など、もうちょっとやりようがあったんじゃなかろうか。
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